調査研究内容
栃木県立博物館 調査研究内容
学芸部長
関連分野 職名・担当・氏名 調査研究内容
歴史 学芸部長
歴史(中世)担当
江田 郁夫
 歴史(中世)担当として、各種のレファレンスに対応するとともに、担当部門の常設展示の充実に努めた。また、平成29年度に開催予定の開館35周年記念特別企画展「中世宇都宮氏—頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族—」に関連して資料調査等を行った。
 その他、講演会等では「古典・軍記でたどる宇都宮氏の歴史」「中世後期の那須地域」「皆川の中世史」「源頼朝の乳母、寒河尼」「中世下野の武士団と街道」「武勇のひと、長沼宗政の生涯」「中世芳賀氏の栄光と挫折」「戦国武将皆川広照のすべて」等の報告をした。
 調査研究では、「織田信長の伝馬朱印状について」を執筆し、当館研究紀要第34号に掲載した。
人文課

関連分野 職名・担当・氏名 調査研究内容
考古 主任研究員
考古担当
馬籠 和哉
準備中
考古 学芸嘱託員
考古担当
中山 真理
準備中
歴史 主任
歴史(中世)担当
山本 享史
 歴史(中世)担当として、一般の方々や研究機関からの各種レファレンスに対応した。また、担当部門の常設展示の充実に努めた。
 資料調査については、平成29年度に開催予定の開館35周年記念特別企画展「中世宇都宮氏—頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族—」に関連して、東北や関西、関東各地で調査を行った。
 その他、県教育委員会作成の補助教材「栃木からみる世界と日本」作成委員会の委員として、内容充実のための助言を行った。
 調査研究では、「再論 八世紀における地方の銭貨の存在形態」を執筆し、当館研究紀要第34号に掲載した。
歴史 主任研究員
歴史(近世)担当
飯塚 真史
 第114回企画展「宇都宮藩主戸田氏—その歴史と文芸—」を担当し、調査及び展示、図録の執筆、講座、展示解説を実施した。
 普及教育事業としては、2016塩谷町まなびの講座~県立博物館移動講座~ において「近世下野国の水運」、宇都宮大学地域連携教育研究センター・宇都宮城跡蓮池再生検討委員会共催事業において「近世下野の水運」、宇南アカデミーにおいて「名城宇都宮城—そのあらましと釣天井事件—」、宇都宮市中央図書館古文書講座において「古文書にみる宇都宮の宿場」などの講演を行った。
 調査研究としては、開館35周年記念特別企画展「中世宇都宮氏—頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族—」開催に向け、各地で資料調査を行った。
歴史 主任研究員
歴史(近現代)担当
大越 惟弘
 歴史(近現代)担当として、各種のレファレンスに対応するとともに、担当部門の常設展示の充実や収蔵物の調査研究に努めている。
 普及事業では、栃木県立博物館・壬生町立歴史民俗資料館連携講座「国際都市・日光の成立と“壬生”」(全6回)において、第1回「近代“日光”の軌跡」および第2回「国際観光都市“NIKKO”を訪れた外国人」を担当した。このほか、宇都宮東生涯学習センターにおいて、明治初期の日光についての講座を行った。
 調査研究としては、平成30年度に行われる予定の明治150年関連テーマ展に向けて、県内外各地で資料調査を実施している。
民俗 学芸部長補佐兼
人文課長
民俗担当
篠﨑 茂雄
 テーマ展「栃木の平野の暮らし~畑作~」を担当した。本県の特産物である麻、麦、かんびょうを中心に、本県平野部に暮らす人々の農業の様子や、その知恵や工夫について紹介した。このうち、麻に関しては当館が所有する国指定重要有形民俗文化財「野州麻の生産用具」を展示した。また、平成29年春に実施予定の第117回企画展「とちぎの山・鉾・屋台」に向けて、那須 烏山市、鹿沼市等で調査、資料の借用交渉等を行った。
 文化庁の補助事業を活用し、当館の多言語化を推進した。外国人を対象とした「手仕事体験講座」では、宇都宮短期大学附属高等学校、宇都宮大学国際学部と協働して事業を進め、外国人に対しては、本県の伝統工芸に対する理解を深め、また外国人に対応できるボランティアの育成を試みた。
 普及教育活動では、社会福祉施設を対象とした「回想法セット」の貸出および「回想法セット」を使用した出前講座をおこなった。講演会等では、小山市、宇都宮市、壬生町、日本民具学会等で、漁携習俗、郷士芸能、年中行事、民俗文化財等に関する内容の講座を実施した。ほかに、小山市からの依頼を受けて、国選択無形の民俗文化財「間々田のジャガマイタ」の調査を行った。
民俗 研究員
民俗担当
木村 真理子
 テーマ展「栃木の平野の暮らし~畑作~」を副担当、「おじいさんやおばあさんの子どものころの暮らし」を主担当として実施した。「おじいさんやおばあさんの子どものころの暮らし」では、昭和初期から電化製品が家庭に登場する昭和40年代までの昔の生活を紹介した。
 人文系講座「栃木の民話語り」を担当し、殿様が出てくる話をテーマとして実施した。
 民俗資料の活用をはかるとともに、近年注目されている回想法について他館の導入事例を調査および研修に参加し、社会福祉施設への「回想法セット」の貸出および「回想法セット」を使用した出前講座をおこなった。
 第117回企画展「とちぎの山・鉾・屋台」に向けて、那須烏山、鹿沼市等で資料調査をおこなった。
民俗 学芸嘱託員
民俗担当
石井 和帆
準備中
美術
工芸
特別研究員
美術工芸担当
本田 諭
 第114回企画展「宇都宮藩主戸田氏—その歴史と文芸—」を担当し、資料調査・図録執筆・展示解説等を行った。展示では、南頻派画人として知られる戸田忠翰の作品を、多数の初公開作品を含め30点公開し、その画風展開を紹介した。また冬季テーマ展「宇都宮ゆかりの画人」を主担当、春季テーマ展「アニマル女パラダイス 美術のなかの動物たち 」を副担当として実施した。「宇都宮ゆかりの画人」では資料調査・リーフレット執筆・展示解説等を行った。展示では、狩野梅春貞信の初公開作品など21点を展示し、これまであまり注目されなかった画人たちの活動に焦点を当てた。
 普及事業では、県立佐野高校での出前授業などを行った。
 調査研究としては、開館35周年記念特別企画展開催に向けた資料調査及び撮影を行った。また、県内各所で仏像・神像の調査を行い、平安・鎌倉期をはじめとする多数の彫刻を確認した。ほかに、『組織論—制作した人々』
(『仏教美術論集』第六巻、竹林舎)に論文「七条大仏師音湛について—新出作例から見た江戸初期における七条西仏所の一動向—」を執筆した。また、当館研究紀要34号に「鹿沼市板荷の「祥雲」銘如来形坐像について」を執筆した。ほかに、『日本彫刻史基礎資料集成 鎌倉時代 造像銘記編 13』(中央公論美術出版)に「十一面観音菩薩像(道坂観音堂)」を執筆した。
美術
工芸
学芸嘱託員
美術工芸担当
深沢 麻亜沙
 第114回企画展「宇都宮藩主戸田氏—その歴史と文芸—」およびテーマ展「宇都宮ゆかりの画人」を副担当、テーマ展「アニマル☆パラダイス 美術のなかの動物たち 」を主担当として実施した。「アニマル☆パラダイス」では会期中に関連講座および展示解説を行ったほか、関連イベント「鳥獣☆GIGA」でARを使った写真撮影や動くぬり絵を企画して普及事業に携わった。
 調査研究としては、開館35周年記念特別企画展「中世宇都宮氏—頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族—」の開催に向けた事前調査および写真撮影の補助や、その他、県内の美術資料について調査を行った。また、平成28年度科学研究費補助金(基盤研究(A))「仏像の表象機能に関わる総合的調査研究 空間・荘厳・胎内に着目して(課題番号16H01913)」(研究代表者:東北大学名誉教授有賀祥隆)に関わり栃木市・住林寺や茨城県桜川市・薬王院などでの調査に参加した。その他、当館研究紀要第34号に「鹿沼市医王寺蔵毘沙門天および吉祥天像の胎内納入品について(下)」を執筆した。
自然課
関連分野 職名・担当・氏名 調査研究内容
地学 主任研究員
岩石・鉱物担当
岡本 直人

 県内各所の鉱山跡で調査や資料収集を行った。
 地域移動博や出前授業、出前講座などを通して、鉱物が我々の生活にどのように利用されているかを紹介した。
 レッドリスト改訂事業の一環として、県内の地質調査を行った。
 テーマ展「あつまれ!自然好き」を担当し、自然に関する活動団体の取り組みを紹介した。

地学 主任
古生物担当
河野 重範
 栃木県内外に分布する地層や化石の調査を行った。中禅寺湖と湯ノ湖の水環境調査(水質および底質)を行った。
 那須烏山市産の海生哺乳類化石について、原石からの剖出とクリーニングを行った。また、未整理資料の標本化を推進した。県版レッドリスト改訂事業では、地形・地質に関する情報の収集・整理を行った。
 普及教育では、さくら市ミュージアム—荒井寛方記念館—で共催展「恐竜ワールド~化石は語る~」を実施した。また、県内市町で観察会や出前講座等を行った。那須烏山市ジオパーク構想については専門的見地から助言を行った。
地学 学芸嘱託員
地学担当
薄井 香淑
準備中
植物 主任研究員
維管束植物担当
星 直斗
 栃木県内に分布する維管束植物の資料収集、整理、調査研究を行った。 特に県版レッドリスト改訂事業に関連してオオウマノアシガタ、コウホネ類等の分布調査、標本調査を行った。さらに過去の県版レッドリスト(2005、 2001)に用いた分布情報を含め、種ごとの生育状況について解析を行った。この他に高原山においてイラモミ林、ミネカエデ類の分布調査を、平野部においてオオカワヂシャ、オオオナモミ等の外来植物の分布調査、標本調査を行った。
 また、当館が収蔵するタイプ標本について調査を行い、5点を整理した。そのうちの1点であるオオミネザクラのタイプ標本を収蔵資料活用促進展示「収蔵庫は宝の山!」において展示し、収蔵標本の意義について紹介した。
植物 主任研究員
維管束植物を除く植物・菌類担当
坂井 広人
 栃木県内の地衣類、真菌類、蘇苔類、藻類、変形菌類の資料収集を行った。平成28年度は地衣類の調査を重点的に行った。
 レッドリスト改訂事業では、地衣類、真菌類、蘇苔類、藻類、変形菌類の生息調査を行った。また、日光地域の自然学術総合調査の一環として、博物館ボランティアと共に日光地域の地衣類、真菌類の調査を行った。
 テーマ展「キノコの不思議」を担当し、キノコの胞子の飛ばし方、キノコの成分の利用、キノコの栽培、県中央公園に発生するキノコなどを紹介した。また、学芸員とっておき講座「キノコの不思議」を行った。
 収蔵庫活用促進展示「収蔵庫は宝の山」では地衣類、真菌類、藻類を担当し、展示を行った。

植物

学芸嘱託員
植物担当
三瓶ゆりか

 栃木県内に分布する維管束植物、藻類の資料収集を行った。県版レッドリスト改訂事業で維管束植物の野外調査、標本作製・整理を行った。過去の県版レッドリスト(2005、2001)で用いられた分布情報を含め、種ごとの生育状況についても整理を行った。観察会や講座などを通して、県内の藻類を調査した。
 テーマ展「キノコの不思議」では副担当として展示を行った。
植物

学芸嘱託員
植物担当
山本 航平

 栃木県内に分布する真菌類、地衣類および維管束植物の資料収集と標本の整理を行う。
特に、県内における分布状況がほとんど解明されていない、冬虫夏草類の収集を進める。
 また、県版レッドリスト改訂事業の一環として、レッドデータブックの真菌類分野の執筆を一部担当する。
動物 学芸部長補佐兼
自然課長
脊椎動物担当
林 光武
 栃木県内の哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・魚類の標本の収集・整理作業を行った。また、県版レッドリスト改訂事業に関連して、上記分類群の分布情報を収集・整理し、リストの改訂作業を部分的に担当した。
 前年度に引き続き、宇都宮市においてトウキョウサンショウウオの保全対策の検証調査をグリーントラストうつのみやなどと共同で実施した他、高原山地の人工池で両生類の生息状況の長期的変動調査を行った。また、県内の水田地帯で国内外来種ヌマガエルの分布拡大状況の調査を行った。さらに、日光地域の自然学術総合調査の一環として、博物館ボランティアと共に日光地域の両生類・爬虫類の分布・生活史調査を行い、得られた知見の一部を「ハコネサンショウウオ幼生の集団"滝登り"」として日本爬虫両棲類学会第
55回大会で発表した。
動物 研究員
昆虫以外の無脊椎動物担当
南谷 幸雄
 栃木県内の昆虫以外の無脊椎動物の調査、資料収集を行った。県版レッドリスト改訂事業として、士壌動物やエビの分布情報の収集を行った。日光地域の自然学術総合調査として、陸生貝類・ミミズの分布調査を行った。日光のミミズ相について、研究紀要にまとめた。
 収蔵資料活用促進展示「収蔵庫は宝の山」では昆虫以外の無脊椎動物を担当し、展示を行った。
 現在、未整理の貝類、エビ類、八溝山系の士壌動物の標本整理を行っている。
動物 主任研究員
昆虫担当
栗原 隆
 第115回企画展「日光の昆虫」を担当し、多様な日光の昆虫を紹介すると ともに、明治期に活躍したイギリス人のジョージ・ルイスについて紹介した。
 収蔵庫活用促進展示「収蔵庫は宝の山」では昆虫を担当し、展示を行った。栃木県内の昆虫類の調査、資料収集、整理を行った。
 当館の収蔵資料については、日本産のゲンゴロウ科のデータベース化を進めた。また、新たに収蔵されたチョウのデータを追加した。
 レッドリスト改訂事業では、水辺や河原に生息する昆虫を中心に調査を行った。また、日光地域の自然学術総合調査の一環として、旧日光市および旧今市市の範囲で昆虫類の分布調査を行った。
動物
学芸嘱託員
動物担当
浅羽 宏
 栃木県内の哺乳類、鳥類の斃死体の収集を行い、骨格標本化の作業を行った。また、過去に収集され、冷凍保存されていた中大型哺乳類の死体についても、同様の処理を行った。特に脂肪の多い個体からの標本作製に関しては、脱脂の処理等の改善の試みを種々行った。
 那須烏山市産の海生哺乳類化石について、原石からのクリーニング作業を行った。
動物
学芸嘱託員
動物担当
鈴木 信也

準備中