考古

 当館の収蔵されている考古関係の実物資料は約20000点です。その内訳は、開館以来購入または寄贈を受けたもの、郷土資料館以来のもの、県教育委員会から保管転換を受けたものなどからなります。  主なものとしては、渡辺龍瑞氏が収集した那須町域を中心とした遺跡で出土した縄文土器や石器などの渡辺龍瑞氏コレクション、北関東最大級の貝塚資料や縄文土器・石器からなる藤岡町篠山貝塚出土資料、縄文土器・石器・各種土製品など栃木県の縄文時代後期を代表する遺跡である藤岡町後藤遺跡出土資料、及び栃木県中世遺跡出土の中世陶磁器片との比較検討資料ということで購入した白磁・瀬戸・常滑などの中世陶磁器などがあります。
 その他、二次資料として、県内の旧石器時代から江戸時代までの主な遺跡50か所を上空から撮影したフィルム約200点や、元宇都宮大学の辰巳四郎先生が昭和30年代から昭和40年代にかけて県内の発掘調査の様子を撮影した写真約5800点などが所蔵されています。