10月のミュージアムツアーのご案内

当館では10月に以下の展示を開催いたします。

★企画展「昭和ノスタルジー―なつかしい栃木の情景―」10月12日(土曜日)~11月24日(日曜日)

 


10月のミュージアムツアーのスケジュールについては以下のとおりです。

※ミュージアムツアーは13時30分から開催しております。

※土曜日、日曜日(第3日曜日を除く)、祝日のみの開催です。なお、第3日曜日はキッズ・ツアーを開催します。

10月5日(土曜日)  スロープ

10月6日(日曜日)  展示室1 

10月12日(土曜日)  企画展「昭和ノスタルジー―なつかしい栃木の情景―」

10月13日(日曜日)  企画展「昭和ノスタルジー―なつかしい栃木の情景―」

10月14日(月曜日・祝日) 企画展「昭和ノスタルジー―なつかしい栃木の情景―」

10月19日(土曜日)  企画展「昭和ノスタルジー―なつかしい栃木の情景―」

10月20日(日曜日) キッズツアー「ノスタルジーってなんだろう?ちょっと昔にタイムスリップ!!」

10月22日(火曜日・祝日) 企画展「昭和ノスタルジー―なつかしい栃木の情景―」

10月25(金曜日)は、14時から15時まで、学芸員による企画展「昭和ノスタルジー―なつかしい栃木の情景―」の展示解説がございます

10月26日(土曜日)  企画展「昭和ノスタルジー―なつかしい栃木の情景―」

10月27日(日曜日)  企画展「昭和ノスタルジー―なつかしい栃木の情景―」


※テーマ展・スロープ展示は約20分、

 キッズ・ツアーは約30分、

 企画展は約40分の解説を予定しております。

☆キッズ・ツアーとは?☆

通常のミュージアムツアーとは異なり、お子様向けに毎回内容をかえて解説を行います。

解説場所については、当日の館内の掲示板や館内放送にてお知らせいたします。

 

また、10月の休館日は、

7日(月曜日)、15日(火曜日)、21日(月曜日)、23日(水曜日)、28日(月曜日)です。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

今年度の春の企画展「下野の鎌倉街道―道を行き交う人と物―」に関連しまして、2019526日(日)当館講堂にて、シンポジウム「中世の鎌倉街道「奥大道」」が開かれました。文献史学・考古学の立場からの事例報告は大変興味深く、たくさんの方にご来場いただきありがとうございました。

第2弾は「中世奥羽の街道と大道」と題しまして、東北での開催となります。

「奥大道」シンポジウムパート2 チラシ.pdf

日時2019127日(土)13時~17時(開場1230分)

場所:東北学院大学土樋キャンパス ホーイ記念館3階 303教室

報告

〈総論〉

 岡陽一郎「街道研究から大道研究へ―中世幹線道路研究を振り返って」

〈文献史学から〉

 三好俊文「奥大道と多賀国府周辺の街道」

〈考古学から〉

 飯村均「陸奥南部の奥大道の様相」

 八重樫忠郎「北の経塚と街道」

 山口博之「出羽の中世古道」

 *入場無料、一般聴講歓迎、事前申し込み不要

 *公共交通機関でご来場ください。

 *連絡先:東北学院大学文学部歴史学科 七海研究室 ☎0227213267

主催 東北学院大学中世史研究会

 共催 栃木県立博物館  東北中世史研究会

    科学研究費補助金基盤研究(B)「東北太平洋沿岸地域の歴史学・考古学的総合研究」

(人文課 中山)

2019年9月22日、日曜日、表記の観察会を博物館にて行いました。本日の講師は、無脊椎動物担当の南谷(みなみや)学芸員です。

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まず初めに、土の中にどんな生き物がいるのか説明がありました。

今日は何匹ぐらいの生物が見つかるでしょうか?という問いかけに、お子さん達からははいろいろな回答がでてきます。

野外での注意点が述べられた後に、博物館の横に出ました。

ここでは、土の構造、土壌の働きなどの説明がされています。

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その後、ハンドソーティング法という方法で、ミミズやダンゴムシなどを採集しました。

5分間でミミズを7匹つかまえることが出来た参加者もいました。

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その後、場所を変えて、地面に25㎝四方の枠を取りました。

その中から腐植土や土を紙袋に入れて、研修室に持ち帰り、ピンセットを使って生き物を採集しました。

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小さい虫を吸い取るために、吸虫管という道具も使います。

生物を瓶の中に集めた後、エタノールを用いて固定し、双眼実体顕微鏡で観察しました。

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検索表を使って、脚の数や翅の有無などの特徴からその生き物の名前を調べていきます。

少し目が慣れてくると、次々に異なる生き物が見つかります。これがとても面白いところです。

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お父さんやお母さんもご一緒に顕微鏡で観察です。

お子さん達からは、ヤスデだよ!、これはジムカデだ!などと生物の名前が飛び出してきました。

最後に、今日のまとめをしました。土の中の生き物の組成から、その土地の環境が判定できるということや、足の下には実に多くの生き物が生活していることなど、興味深いお話がありました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

        (自然課 浅羽記)

「きのこの観察会 in 中央公園」を行いました

9月23日(月)に「きのこの観察会 in 中央公園」を行いました。講師は坂井広人主任研究員(植物担当)、山本航平学芸嘱託員(植物担当)が務めました。台風17号による天候への影響を心配しましたが、薄曇りの過ごしやすい天候に恵まれ、29人の参加者がありました。参加した子ども達も一生懸命にきのこを探しました。

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セミの幼虫に生えるツクツクホウシタケ(冬虫夏草)を発見!
子ども達が山本さんを取り囲み、その周りを大人の参加者が取り囲み、参加者全員が息をのんで慎重にきのこを掘り出す手元を注目しました。きれいに掘り出すことができて、参加者のみなさんは喜んでいました。

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掘り出されたツクツクホウシタケ(冬虫夏草)。

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ニセクロハツを半分に切って、切り口の色の変化を観察しました。キノコは、傷を付けると変色するものがあり、名前を調べる時の手掛かりになります。

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今回の観察会ではおよそ30種類のキノコを観察することができました。

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観察会で会えたキノコとは一期一会。今度、中央公園を歩く時、またキノコに会えたらいいですね!
参加いただきましたみなさん、ありがとうございました。

(自然課 渡辺)

9月14日(土曜日)に、博物館でやってみよう!「百人一首教室」を行いました。

当日の様子をご紹介いたします。

幅広い年齢のお子様が参加しているため、毎回、最初は一人で札をとる練習をしています。

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慣れてきたら、参加者同士、一対一で対戦します。

シーンとした部屋の中、札をとる音だけが響きます。どの子も真剣です。

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百人一首の後は、いつものお楽しみタイム。

今回は、お子様方に人気の「ペーパーチャレラン」を行いました。

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ペーパーチャレランは、答えが無数に存在する学習ゲームです。

百人一首かるたに必要な集中力を養うのにも適しています。

皆さん、お友達と点数を競い合いながら、何度も挑戦していました。

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以上、簡単ですが、百人一首教室(第6回)の様子をお伝えしました。

 

次回は11月16日(土曜日)の開催となります。

※10月は百人一首教室はお休みですが、百人一首に関連した「わかぴったん」というイベントがあります。

10月26日。詳細は後日お知らせ

「毎回は参加できない・・・」という方でも大丈夫です。都合のつく回にご参加ください。

年間の予定については、こちらでご確認ください。

平成31(2019)年度 博物館でやってみよう

皆様のご参加をお待ちしております。

(教育広報課 中村)

9月15日(日曜日)、とっておき講座「栃木県のキノコと地衣類」を行いました。

多くのお客様がご参加くださいまして、場所を研修室から講堂に変更しての開催となりました。

ありがとうございました!!!

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キノコと地衣類がどんな生き物なのか、栃木県では何種いるのかという話で始まります。

しかし、今回はこのような話だけではありません!「とっておき」講座です。

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担当者の坂井は、調査で訪れた山や公園はもちろんのこと、

たまたま立ち寄った場所(寺、観光地、とある病院の駐車場等)でも

キノコや地衣類を発見し、ついつい観察してしまうようです。(研究者ならではの行動ですね。)

その時の様子や感じた「とっておき」な話を聞くことができました。

会場からは、感嘆や時々笑い声も聞かれました。

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企画展「キノコと地衣類」は、9月23日(月曜日・祝日)までの開催です。

ぜひお越しください。

次回の企画展関連行事は、

9月16日(月曜日・祝日)に展示解説が、9月23日(月曜日・祝日)にキノコ観察会が開催予定です。

くわしくは、こちらをご覧ください。

(自然課 薄井)

みなさん、こんにちは!だんだん秋の気配を感じるようになってきましたね。

9月15日の県博デーにキノコのキッズ・ツアーをしました。

その様子を少し紹介したいと思います。

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まずは、ゴザの上に集まっていただき、スケッチブックをや標本を使ってキノコや地衣類を紹介しました。

キノコは世界中で多くのグッズになっていたり、キノコの写真集があったり、また絵本などにも登場します。 

今から約200年前の江戸時代には写真を撮ることはできなかったのですが、スケッチされた絵が残っています。

キノコが昔から親しまれているのがわかりますね。キノコは「菌類」の仲間で、胞子で増えます。

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次に、企画展「キノコと地衣類」の展示を、3択クイズをしながら巡りました。

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キノコの胞子はさまざまな方法で運ばれます。

風に運んでもらったり、雨粒を利用したり、虫に運んでもらったり...。

よく倒れた木にキノコが生えているのを見かけませんか?倒木や枯れ木から生えているキノコは、木から栄養を得ています。

「冬虫夏草」という虫から生えるキノコもいます。不思議ですよね。

野生で食べられるキノコもありますが、よくわからないキノコは絶対に食べないでくださいね。

 

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地衣類のコーナーに来ました。

3択クイズでは、皆さんが元気よく手をあげてくれました!

地衣類の「ミヤマハナゴケ」は、白くてとてもきれいですよね!高い山の上に行くと出会えます。

企画展「キノコと地衣類」には、30分のツアーでは紹介しきれないほどたくさんのキノコや地衣類が展示されています。

9月23日まで開催していますので、ぜひ遊びにきてください!


キッズ・ツアーにご参加いただき、ありがとうございました!

来月のキッズ・ツアーは10月20日(日曜日)です。キッズ・ツアーは「ノスタルジーってなんだろう?ちょっと昔にタイムスリップ!!」を行います。

皆さまのお越しをお待ちしております。

                                                            解説員 細谷

中世部門で一部資料の展示替えを行い、以下の資料を新たに展示しました。

 ①「前九年合戦絵巻」(江戸時代)

平将門の乱を鎮圧した下野の武将藤原秀郷の子孫で、奥州藤原氏の祖経清が描かれています。今年度、当館の新収蔵品となりました。

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 ②「百人一首」(室町時代)

  中世の宇都宮を治めた宇都宮氏と歌人藤原定家が交流を持ったことがきっかけで誕生した百人一首。当館資料は、室町将軍足利義輝の筆とされています。

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③「七十一番職人歌合絵巻」(江戸時代)

 歌を通じて中世の職人たちの姿を紹介しています。職人の姿絵と職人同士の会話のやりとりもみられるのが特徴です。

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いずれも貴重な実物資料ですので、この機会にぜひ来館ください。さらに今後も常設展資料の展示替えを行っていきますので、企画展とあわせてご覧いただければと思います。

開催中の企画展「キノコと地衣類」の入館者数が、9月13日(金曜日)についに2万人を突破しました!

2万人目は、校外学習に来館された栃木県立のざわ特別支援学校のみなさんです。生徒6名、教員6名、保護者4名の16名でお越しいただきました。

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保護者の方からは、「卒業を迎える子がいるので、とてもよい卒業イベントになりました」とのありがたいご感想をいただきました。

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式典では、齋藤宏夫館長より、図録と記念品(キノコのフィギュア)をお渡ししました。ご来館、誠にありがとうございました。

***企画展「キノコと地衣類」とテーマ展「冬虫夏草」は、9月23日まで開催中!***
会期も残すところ10日となりました!この機会にぜひ、不思議な菌類たちを見に来ませんか?これから開催予定のイベントも、お見逃しなく!
・企画展「キノコと地衣類」関連イベント
9月15日(日)13時30分~15時 学芸員とっておき講座「栃木県のキノコと地衣類」
9月16日(月・祝)14時~15時 担当学芸員よる展示解説

(自然課 山本)