収蔵資料活用促進展示「収蔵庫は宝の山!-初公開の化石・鉱物・動植物-」(その1)

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桜の蕾がほころぶ季節になり、生き物の気配が感じられるようになってきましたね。

ただいま当館では、自然系テーマ展「収蔵庫は宝の山!」(2017318日(土)~618日(日))を開催しています

(詳細:http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/thema/shizen20170317/takaranoyama.html)。

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常設展示で公開している資料は、当館で保存している資料のごく一部で、収蔵庫内には非公開の資料がたくさん収蔵されています。今回の企画展では収蔵資料活用促進展示として、普段は目にできない収蔵庫内の貴重な資料を紹介するとともに、その大切さや魅力を伝えています。動物・植物・鉱物・化石などの、見てびっくり、そしていろいろ学べる資料が満載なのでこの機会にぜひ見に来てください!

今回から3回にわたり、本テーマ展の目玉を紹介していきたいと思います。

こちらの謎の塊、何の標本だと思いますか?

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正解は、高級食材として知られるトリュフの一種(ホンセイヨウショウロ)です!

トリュフとは菌類の仲間で、地中に球状または塊状のきのこを形成します。フランス料理のイメージが強いですが、実は栃木県をはじめ日本各地でおよそ20種が見つかっています。日本のトリュフはまだまだ生態などに未解明の部分が多く、今後の学術研究のためにこの標本も有効利用されていくことでしょう。

この他にも、県内ではすでに絶滅してしまった植物や、県外から侵入してきた植物の分布変遷など、収蔵庫に蓄積され続けてきた資料から見えてくることがたくさん学べます。この機会にぜひ訪れてみてください。

                           (自然課:山本)