皆さんこんにちは。いつも博物館をご利用下さいましてありがとうございます。

シルバー大学校中央校の皆さんに対して、館内体験プログラム「貴族のくらし」を行いました。

初めに、代表の方に十二単を着てもらいました。

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解説員が2人がかりで着せるのですが、完成までに20分以上かかります。

その時間を利用して、平安時代の貴族のくらしについて説明しました。

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手に檜扇をもって完成です。檜扇はあおぐものではなく、顔を隠すのに使われました。

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背面がどうなっているのか、近くで見ていただきました。

こういったことができるのも、体験プログラムの良い所です。

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希望する方に十二単を羽織る体験をしてもらいました。

羽織るだけだと、1人3分程度の時間で行うことが可能です。

みなさん体験プログラムを十分に満喫できたようでした。ありがとうございました。


博物館では、学校を対象に館内で行える体験プログラムをご用意しています。

博物館を利用しようとお考えの先生方、ぜひご検討ください。詳細は、当ホームページ内「先生方へ」のバナーをクリックして下さい。

教育広報課 中村

みなさん、こんにちは!

春らしい暖かい日が増え、外に出かけたくなるものの、花粉に悩まされる方も多いのではないでしょうか。

 

そんな最中の3月17日(日曜日)、県博デーにて、キッズツアー「丸いなべと細長いなべ」を行いました。

なべは、家庭に必ずひとつはあると言ってもよいほど身近な道具であり、かつ何千年も前から使われている歴史の古い道具でもあります。

今回はかたちの変化に注目して、なべの歴史のお話をしました。

 

まずはじめは展示室めぐり。

ご覧いただいた展示資料には「なべ」だけでなく「かま」「甕」「深鉢」などのいろいろな名前がついていますが、煮炊きをする道具という共通点があるため、なべの仲間と言えます。

時期の新しいものから古いものの順に、どんななべが使われてきたのかを、かたちに注目しながら見ていきました。

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大正や昭和の頃のなべやかまは、丸くて背が低いかたちをしています。

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古墳時代の甕と現在使われている炊飯器のかまを見比べてみると、かたちの丸いところがよく似ていますね。

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一方、縄文時代の深鉢は細長くてごつごつしています。

 

今回は、古墳時代以降のなべを「丸いなべ」、縄文時代と弥生時代のなべを「細長いなべ」としてご紹介しました。

正確には、古墳時代後半や中近世のなべには丸くないものもありますし、地域によっては弥生時代から丸いなべを使用する所もありますので、ご興味のある方はぜひ調べてみてくださいね。

 

さて、かたちの違いがわかったところで、次にかたちが変わった理由をお話ししました。

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なべのかたちが変わったことには、温め方の違いや、人々がお米を食べるようになったことが関係しています。

お米を食べるといえば、学校の授業では、日本における稲作は弥生時代に始まると習いますね。

そして、お米を炊くのには丸くて薄いなべが適しています。底の部分に集中的に火が当たり、薄いぶんなべ自体が温まりやすく、短時間で効率良く加熱できるためです。

つまり、弥生時代のなべは丸いはず、ですが...

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栃木県で見つかる弥生時代の甕は細長くて、古墳時代の甕よりも縄文時代の深鉢にそっくり!

現在の栃木県で丸いなべが使われるのは古墳時代に入ってからであるため、お米を食べるようになったのも古墳時代からだったのかもしれません。

外国から伝わった稲作が現在の栃木県で定着するまでには、とても長い時間がかかったようです。

 

最後に、縄文時代の深鉢と古墳時代の甕の実物を、参加者のみなさんに特別に触っていただきました。

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「厚さが違うね」「ざらざらする」

実際に触ってみると、目で見ているだけではわからないことに気が付きます。

また、展示されている状態では見えない部分もじっくりと見ることができたのではないでしょうか。

 

今回のお話をきっかけに、身近な道具の歴史について興味をもっていただけたら嬉しいです。

参加者のみなさん、お話を聴いてくださりありがとうございました。


次回のキッズツアーは「日光にいるよ!ねむりねこ」です。

えどじだいの日光はどんなところだったのかな?ねむりねこのいる展示室をしょうかいします。

開催日時は、4月21日(日曜日)13時30分から14時までです。また、この日は県博デー(博物館の日)として、他にもたくさんのイベントを開催いたします。

みなさまのご来館を心よりお待ちしています!

(教育広報課 解説員 奥山)

みなさんは「もみじ」と「カエデ」と聞いて、なにをイメージしますか?

私の場合、赤や黄色に彩られた紅葉、メープルシロップ、カナダの国旗・・

のようなイメージしかありませんでした。

ところが今回、もみじ、カエデのイメージが大きく変わり、より魅力を感じるようになりました。

そんな展示について少しご紹介します。

まず展示室、そこはまるで新緑が美しい森の中・・

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展示は、こんな風に進みます。「カエデじゃないのは、どれ?」

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カエデの葉を観察しながら森の中を歩いているような気分。

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これもカエデなの?こんな形の葉があるなんて!驚きます。

そして、気が付くと、栃木県に自生するすべてのカエデに出会えます。

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花やタネにも見どころがあります。色、形、咲き方、なんともユニークです!

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2017年県内で初めて発見された「クロビイタヤ」も見ることができます。

ここで、担当者 三瓶 からひとこと。

「もみじもカエデの仲間です。いろいろなカエデを知って、

お気に入りのカエデをみつけてください。ちなみに私はミツデカエデかな」

みなさんも、ぜひお気に入りのカエデを探しに博物館にきてください。

新緑の季節をより楽しめると思います。

(自然課 薄井)

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「もみじとカエデ」

会期:6月16日(日曜日)まで

場所:自然系テーマ展示室

担当学芸員による展示解説:3月24日(日曜日)、4月7日(日曜日)、5月26日(日曜日)

             14:00~15:00

学芸員とっておき講座:「カエデの花って見たことある?」

            4月21日(日曜日)、13:30~15:00、研修室、定員40名(☎028-634-1312)

http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/thema/shizen20190316/momijitokaede.html

みなさん、こんにちは!

一日ごとに、暖かさが増して、桜の便りも間もなく聞けそうですね。

  

3月3日(日曜日)に、博物館でやってみよう!「つくって遊ぼう!しあわせ貝合わせ」を行いました。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

当日の様子を少し、ご紹介いたします。

  

貝合わせは、平安時代から伝わる、貴族の遊びです。

本来は、貝殻の色や形の美しさを競ったり、歌を詠んでその優劣を競ったりしました。

  

まず最初に、博物館2階の季節替わり展示「みやびな衣装 ひなまつり」を見ながら、貝合わせや、平安装束の十二単のお話を聞いてもらいました。

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次に、博物館1階のエントランスで、貝合わせのゲームを行いました。

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トランプの神経衰弱のように、絵柄を覚えて合わせていくのではなく、貝殻の形や模様が同じものを探す感じです。

  

当館学芸員の南谷さんに、楽しい貝のお話もしてもらいました。

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みなさん、興味深く聞いてますね。

  

では、いよいよ、貝合わせを作ります。

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ハマグリ、ホンビノスガイ、アサリに、絵を描いたり、シールを貼ったり...

ステキな貝合わせが、いっぱい出来ました!

  

ちょっとオマケで、シジミで根付を作る工作も!

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栃木県立博物館では、4月から始まる新年度も、沢山の催し物を企画して、みなさまのご来館を、お待ちしています!

ぜひ、お気軽に、いろいろご参加くださいね!

  

(教育広報課  解説員 渡邉・落合)

3月のミュージアムツアーのご案内

当館では3月に以下の展示を開催いたします。

★テーマ展「おじいさんやおばあさんの子どものころの暮らし」12月22日(土曜日)~4月7日(日曜日)

★テーマ展「下野国から栃木県へ―栃木県を形作った人々―」2月23日(土曜日)~4月7日(日曜日)

★テーマ展「あつまれ!自然好き」2月2日(土曜日)~3月3日(日曜日)

★テーマ展「もみじとカエデ」3月16日(土曜日)~6月16日(日曜日)

 

3月のミュージアムツアーのスケジュールについては以下のとおりです。

 ミュージアムツアーは13時30分から開催しております。
 ※土曜日、日曜日(第3日曜日を除く)、祝日のみの開催です。なお、第3日曜日はキッズ・ツアーを開催します。

 2日(土曜日)     ロビー展示「みやびな衣装―ひなまつり―」

 3日(日曜日)     テーマ展「おじいさんやおばあさんの子どものころの暮らし」

 9日(土曜日)     テーマ展「下野国から栃木県へ―栃木県を形作った人々―」

 10日(日曜日)     テーマ展「おじいさんやおばあさんの子どものころの暮らし」

 16日(土曜日)     ロビー展示「岩石・鉱物」

 17日(日曜日)     キッズ・ツアー「丸いなべと細長いなべ」

 21日(木曜日・祝日)  テーマ展「下野国から栃木県へ―栃木県を形作った人々―」

 23日(土曜日)     テーマ展「もみじとカエデ」

 24日(日曜日)     テーマ展「おじいさんやおばあさんの子どものころの暮らし」

 30日(土曜日)     テーマ展「下野国から栃木県へ―栃木県を形作った人々―」

 31日(日曜日)     テーマ展「もみじとカエデ」

※テーマ展は約20分、企画展は約40分、ロビー展示は約15分、キッズ・ツアーは約30分程度を予定しております。

 

☆キッズ・ツアーとは...?☆
通常のミュージアムツアーとは異なり、お子様向けに毎回内容をかえて解説を行います。
解説場所については、当日の館内の掲示板にてお知らせいたします。

 

また、3月の休館日は、

4日(月曜日)、11日(月曜日)、18日(月曜日)、22日(金曜日)、25日(月曜日)です。

 

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

みなさん、こんにちは。

いつも栃木県立博物館をご利用いただきましてありがとうございます。

今回は、栃木市立大宮南小学校、宇都宮市立陽東小学校、茂木町立茂木小学校の皆さんと「むかしのくらしと道具」について出前授業を行いました。どちらの小学校も3年生の皆さんです。

【栃木市立大宮南小学校の様子】

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博物館の出前授業の人気メニューが上のふたつです。何をしているところかわかりますか?

石臼をひいてきな粉をつくっているところと水桶を天秤棒で担ぐ体験をしているところです。大豆をひくときに、豆がつぶれる音が聞こえたり、きな粉のいい香りがただよってきたりするので、お腹がすいてきちゃいますね(笑)水桶には、実際に水が入っている(両方合わせて約15kg)ので、バランスをとるのが大変です。こぼさないように運ぶにはコツが必要です。

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この道具は「薬研(やげん)」といいます。時代劇のテレビなどで、よくお医者さんが薬をつくっていたりするので、なんとなくイメージがあるかもしれません。この道具も「粉」をつくるものです。今回は、乾燥させたミカンの皮を粉にしました。みかんの香りがして、やっぱりお腹がすいてきそうです(笑)


【宇都宮市立陽東小学校の様子】


今回の出前授業は、いつもの道具体験中心の授業とは少し違います。「地域に残る古いもの」について勉強しました。

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皆さんの住む地域で、昔から続いている祭りや行事、古い建物などはありますか?この授業では、宇都宮市内で古くから続けられている行事として、河内地域の獅子舞や宇都宮二荒山神社の祭礼などを紹介しました。

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栃木県民のソウルフードといえば、「しもつかれ」ですね!現在は、テレビやインターネットなどで紹介され全国的に知られるようになりました。そして、そのしもつかれを作るのに欠かせないものが、上の写真にある「おにおろし」です。大きなギザギザがついています。この部分で大根をおろすことで、粗い大根おろしができるわけです。

偶然にも、この日の給食はしもつかれだったそうです(驚)児童のみなさんにとっては、とてもタイムリーなお話しとなりました。

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つづいて、わらでできたこの道具、ある行事で子どもたちが使うのですが、何という道具でしょう?

正解は、「ぼうじぼ(わらでっぽう)」です。栃木県内では、比較的多くの地域で現在も続けられている行事です。十五夜や十三夜の夜に子どもたちが各家々をまわり、ぼうじぼを地面にたたきつけながら、「大麦あたれ、小麦あたれ・・・」などと唱えごとを言います。(地域によって多少の違いがあります)

ぼうじぼを初めて見る児童の皆さんが多く、熱心に話を聞いたり実物を見たりしていました。


【茂木町立茂木小学校の様子】

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みなさんは、音楽を聞くときに何で聞きますか?CD?ケータイ?ラジオ?・・・いろいろな手段がありますね。では、昔はどうやって音楽を聞いていたのでしょう?

児童の皆さんは、真剣に話を聞いたり一生懸命考えたりしてました!

ちなみに、正解は「蓄音機で音楽を楽しんでいた」です。

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全員で石臼体験をしました。道具の使い方の説明を聞いて、チャレンジ!

大人(職員)は軽々回していましたが、実際に回してみると相当力がいる(重い)ことが分かりました。

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つづいては水桶体験です。天秤棒を担ぐのは皆さん初めてです。持ち上げるだけでも大変そうです。この体験をとおして、水を大切にしようという気持ちをもつことができたかな?


どの学校でも、児童の皆さんは一生懸命メモをとったり、話を聞いたりしていて、とても素晴らしい態度でした。ありがとうございました。よい経験でしたね。

当館では、随時学校からの出前授業を受け付けております。お気軽にお問い合わせください。当ホームページにも紹介されていますので、ぜひご覧ください。(トップページ「先生方へ」のバナーから)

電話:028-634-1312(教育広報課)

教育広報課:沼尾・中村・清宮・冨田

トピック展示「雛祭」開催中!

ここのところ、急に暖かくなってきました。

例年より気温が高めのようですが、梅の花も咲き始め、春を感じられます。

まもなく、暦のうえでも三月節供、雛祭の日がやってきて季節は春に移り変わっていきます。

 

雛祭は一般に、33日(上巳の節供)に女の子のある家で雛人形を飾り、菱餅、白酒、桃の花などを供えて、無事や成長を祈り祝う行事です。

 

当館でも複数の雛人形を所蔵していますが、今回は、昭和461971)年に、小山市在住の方から御寄贈いただいた雛人形を展示しています。

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そして、ともに飾られていたとされる、これらのもの。

何だか分かりますか?

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向かって左から、鎧(よろい)、燭台(しょくだい・ろうそく立て)、行器(ほかい・食物を入れて運ぶ容器)です。

今は、格が高い武家や公家のお姫様が婚礼道具として用意した調度品などのミニチュアを飾ることが多いので、だいぶ変わって見えますね。

 

でも、もともと雛人形は、ケガレを祓うための形代(かたしろ)として川などに流した人形(ひとがた)がおこりで、子どもたちの人形遊び、中国の行事、武家や公家の慣習などと結びつきながら、今の雛祭になったと考えられています。

 

ですから、中国地方などに男児が天神様の人形を飾る事例もあるようで、女児のためだけの行事ではなかったことがうかがえます。

 

また、一般家庭に雛人形を飾る風習が広まった近世~近代には、飾る方がそれぞれの思いのもと、好みのものを集めて飾ることも多かったようです。

かつては、各家の個性がより表れていたのでしょうね。

 

展示をしている雛人形は、一見、小型で古めかしいものですが、家人の思いが込められた飾り、素晴らしい衣装など、見どころが多くあります。

33日に展示終了の予定ですので、それまでにぜひ、会いに来てください。

 

あわせて、2階の展示室2入口付近では、「みやびな衣装-ひなまつり-」というロビー展示も行っています(2月中旬~3月中旬)。

こちらでは、今よく見られる雛人形の装束のもとになった平安装束の十二単(じゅうにひとえ)、束帯(そくたい)(ともに複製品)、貝合わせの貝(歴史部門資料)などを展示しています。

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あれ?

雛人形と男女の並び方が違う?それともあなたの家では同じ?

並び方の違いは、展示をご覧になれば分かりますよ。(一説ですが)

 

私たちに身近な行事、雛祭にも、謎は多いのです。

興味深いですね。

 

(人文課 宮田)

みなさんこんにちは!

先日、博物館のある中央公園ではシジュウカラがさえずっていたり、

最近少し暖かい日が続いていたり、季節が移りかわっていくのを感じます。

 

2月17日(日曜日)の県博デーに、キッズツアー「さぁキミも!とりキッズ!」を行いました。

生活している中で、とりを見たり、声を聞いたりすることがたくさんありませんか?

そんな私たちにとって身近な「とり」をテーマにしました!

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まずは、身近にいる2種類のとりの鳴き声に注目。

こんな声聞いたことあるかな?

キジバトは何て鳴くかな?

ヒヨドリキジバトの声を、あらためて聞いてみました。

そして、その姿をもっと近くで見てみました。

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よく見ると、羽の様子や色、けっこうキレイなことなど、いろいろなことがわかります。

カルガモや、カラスなどもご紹介!

実は公園のカモはカルガモで、カーカー鳴いているのはハシブトガラスだったんです!

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途中、解説員がいじわるクイズや疑問を投げかけましたが、

博物館のとり博士が、やさしく、わかりやすく解説してくれました!

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そして最後に、とり博士からのスペシャル体験が!

なんと、とりの仮剥製を特別に触らせてくれました!

まずキジバトの仮剥製を触ってから、オオコノハズクの仮剥製を触ると、オオコノハズクの羽がとてもやわらかいことがわかります。

それで羽音がたちにくいので、オオコノハズクはコウモリなどの獲物に気づかれないように近づいて、捕らえることができるそうです。

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このツアーが、みなさんがとり好き(とりキッズ)になるきっかけになっていたら、うれしいです!

参加してくださったみなさま、ありがとうございました!!

 

次回のキッズツアーは、3月17日(日曜日)「丸いなべと細長いなべ」です!

~なべは、実は何千年も前から調理に使われているんだよ。どうしてかたちが変わったのか、わかるかな?~

また、この日は県博デー(博物館の日)として、他にもたくさんのイベントを開催いたします。

みなさまのご来館を、お待ちしています!

 

(教育広報課 解説員 渡邉)

みなさん、こんにちは!

冷え込みが厳しい日がつづきますが、いかがお過ごしですか?

博物館は空調により少し温かくなっていますので、

寒い日のお出かけにぜひお越しくださいね♪

さて、2月10日(日曜日)、

『博物館でやってみよう!「化石ざんまい-化石さがしとレプリカづくり-」』を行いました。

雪の降った翌日でしたが、

ご参加くださったみなさんありがとうございました!

当日の様子を、すこしご紹介いたします。


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最初に、ごあいさつと本日の流れをお伝えして、

さっそく化石レプリカをつくります。

三葉虫、アンモナイト、ヴェロキラプトルの爪、メガロドンの歯

の四種類の型の中から、二種類を選んでもらいました。

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石膏の粉と水を手早く混ぜ合わせ、型に流し込みます。

保護者のみなさんが見守る中、

参加者のお子様たちが真剣に作業しています。

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上手に石膏を型に流し込めました!

固まるのが楽しみですね♪

  

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次に、みなさんに化石について知ってもらうため、

化石とはどんなものか、レプリカとは何か、

すこしお話しさせていただきました。

化石は「骨」だけなの?

レプリカって「にせもの」なの?

みなさん興味深く聞いてくださいました。

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それから、みなさんと展示室に移動して、展示室にある資料を見ながら、

今日レプリカで作った生き物のこと、これから探してもらう化石のことなども、

お話しさせていただきました。

運が良ければ、みなさんも展示室にあるような立派な化石が採れますよ!

  

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さて、研修室に戻ってからは、

いよいよ化石さがしです。

配られた岩石を割ってみると...

きれいな化石を発見した方はラッキーです!

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親子で協力して、みなさん真剣に化石を探してくれました。

見つけた化石が何の種類の植物なのか、

名前調べまでするのが今日の目標です。

  

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さいごに、

型に流し込んでおいたレプリカを取り出して、

今日の作業は終了です。

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とっても上手な化石レプリカが完成しましたね!

  

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今回は、

参加者のみなさんにお片付けをご協力いただいたり、

博物館ボランティアの方々にもたくさんお手伝いいただきました。

本当にありがとうございました!

みなさまのご協力のおかげで、とっても楽しい時間となりました♪


さて、

これからの『博物館でやってみよう!』は、

3月3日(日曜日)「つくって遊ぼう!しあわせ貝あわせ」

3月10日(日曜日)「十二単を着てみよう」

です。

桃の節句にちなんだ雅な体験がつづきますね♪

みなさまのご参加をお待ちしております!

※お問い合わせは、028-634-1311(教育広報課)までお願いいたします。

(解説員 奥山・青野)