musa

(伝)狩野元信筆「蕪菁図(客来一味図)」
室町時代(16世紀)

令和3(2021)年度 人文系テーマ展

美術工芸収蔵庫も宝の山!
〜名品たちが語る裏話〜



開催期間:令和3(2021)年
5月22日(土曜日)〜6月27日(日曜日)
開催概要

 昭和57(1982)年に開館した栃木県立博物館は、今年の10月で開館39周年を迎えます。美術工芸分野では現在5つの収集方針を掲げ、資料を集め保管しています。開館の準備段階から収集してきた美術資料は、令和3(2021)年5月現在210件にのぼります。しかし資料の性質上、光や温湿度の変化に敏感なため、常に公開することは難しく、他の分野に比べると普段展示する機会はあまり多くありません。
 本テーマ展は、栃木県立博物館の美術工芸分野について少しでも知っていただこうと思い企画いたしました。当館の美術工芸収蔵庫にはどのような資料が収蔵されているのか、それらの資料はどのような経緯で収蔵庫にあるのか、美術の歴史からはちょっと逸れた裏話のような展覧会です。本展がこれまでとは違った角度から作品と向き合うきっかけになれば幸いです。

  
展示構成

第一章 お宝大集合!
     @モノクロの世界!関東水墨画
     A美術のメインストリーム!初期狩野派
     B味がある!関東文人画
     Cこんなにうまい!下野文化人の絵画
     裏話1 コレクションに「柱」あり
     裏話2 資料の保存と修理
第二章 お宝の来歴を知る
     @購入
     A寄贈
     番外編 寄託収蔵庫だって宝の山!
     裏話3 資料と光の歯がゆい関係
     

関連行事

●学芸員とっておき講座「美術工芸収蔵資料じまん話」
 美術工芸収蔵庫の名品について紹介します。
  日時 令和3(2020)年6月20日(日曜日)13時30分〜15時00分
  場所 当館研修室
  定員 40名
  ※参加費は無料です。

●担当学芸員による展示解説
 本展示を観覧しながら、担当学芸員がわかりやすく解説します。
  日時 令和3(2021)年6月5日(土曜日)14時00分〜15時00分
  場所 当館展示室2
  定員 20名
  ※参加費は無料ですが、館内を観覧するので、別途観覧料が必要です。

主な作品
(伝)祥啓筆「渡唐天神図」室町時代(16世紀) (伝)狩野元信筆「蕪菁図(客来一味図)」室町時代(16世紀)
(伝)祥啓筆「渡唐天神図」
室町時代(16世紀)
(伝)狩野元信筆「蕪菁図(客来一味図)」
室町時代(16世紀)
県指定 高久靄黒M「秋山訪友図」文政12年(1829) 戸田忠翰筆「梅に小禽図」天明7年(1787)
県指定 高久靄黒M「秋山訪友図」
文政12年(1829)
戸田忠翰筆「梅に小禽図」
天明7年(1787)
初公開 谷田輔長筆「唐美人図」江戸時代(18世紀) 県指定 「山越阿弥陀図」南北朝時代(14世紀)小山市・現聲寺蔵
初公開 谷田輔長筆「唐美人図」
江戸時代(18世紀)
県指定「山越阿弥陀図」
南北朝時代(14世紀)
小山市・現聲寺蔵

テーマ展「美術工芸収蔵庫も宝の山!〜名品たちが語る裏話〜」出品目録

お問い合わせ
教育広報課 028-634-1312 (直通)

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