学芸員とっておき講座を開催しました。

今年度も残すところあと少しとなりました。今年度末に行われた学芸員とっておき講座についてご紹介します。

当館では毎月第3日曜日の県博デーの日に、学芸員とっておき講座を開催しています!

さまざまな分野の学芸員が担当テーマ展や企画展の内容を取り上げたり、時にはこぼれ話などがあったりなど個性あふれる話を聞くことができる機会となっております。

2月16日には「"過ぎる"の民俗」と題して、日常にありふれたものとは何かが異なることによって、特別に扱われるものに注目した話がありました。

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私たちの日常とは区別される、なさ過ぎる(少ない・小さい・短いなど)、あり過ぎる(多い・大きい・長いなど)、ほかと違う(異形・はやい・逆さ・異音・異臭など)ものを意識してみると大変興味深く感じます。

令和7(2025)年度の秋(10月4日~11月24日)には、企画展「"異"常の色・形~時に思いが宿るもの~」を開催予定です!展示をぜひお楽しみに~(^^)/

また、3月16日には「藤原秀郷とその末裔たち」と題して、現在開催中のテーマ展「藤原秀郷とその末裔たち~語り継がれる史実と伝説~」の展示内容について詳しい解説がありました。

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栃木県にゆかりのある藤原秀郷をご存じでしょうか?秀郷は、平安時代中期に活躍した中世東国の祖とされる人物です。平将門の乱を平定したのが秀郷です。

秀郷の活躍と秀郷流武士団とよばれたその末裔たちに着目し、伝説として語り継がれる俵藤太についても、絵図や絵巻の細部をご覧いただきながらの解説に参加者も聞き入っていました。

こちらのテーマ展は3月30日(日)まで開催しています。残すところあと5日となりました。この機会に是非ご覧ください!

学芸員とっておき講座は、毎月第3日曜日の県博デーの日に開催しています( `ー´)ノ

来年度の講座もお楽しみに!

(人文課 中山)