2024年9月14日(土)、博物館のお隣、中央公園にて、秋のキノコ観察会を行いました。
講師はもちろん!当館菌類担当の山本航平学芸員です。
街中の公園でキノコは見つかるのでしょうか?
ここは、コケが生えて湿気が多めな場所です。
(よくキノコが生えているので、きのこロードとこっそり呼んでいます)
ベニタケ属やアセタケ属などのキノコが見つかりました。このキノコたちは、シラカシと共生しているキノコで、「共生菌」と呼ばれます。キノコと共生するのは、シラカシのようなブナ科やカバノキ科、マツ科の木です。木の種類を覚えると、キノコが見つかりやすくなります。
落とし物を探すように、公園の中を歩きます。
植え込みの下などにもキノコがかくれています。
子どもたちが、小さなキノコをたくさん見つけて「キノコがありました!」と元気な声で教えてくれました。
落ち葉がふかふかと積もっている場所では、木や落ち葉を腐らせる「腐生菌」のキノコが見つかります。今回は、ヤマジノカレバタケ、エリマキツチグリ、サクラタケなどが見つかりました。
こちらは珍しいキノコonキノコ。
ワサビカレバタケの奇形で、かさが二重になっています。
ご参加いただいた28名の目で、50種以上のキノコを見つけることができました。
同じ場所でも季節によって見られるキノコは違います。
また、今回のような公園と山では、やはり見られるキノコは違います。水の中に生えるキノコもあるんですよ。
「もっとキノコが知りたい」と思ったら、
ちょうど、栃木県立博物館で「とちぎのキノコ」という企画展が開催中。
11月4日(日)までとなっておりますので、ぜひ、足をお運びください。
残すところ1ヶ月半、関連行事も残り少なくなってまいりました。
こちらもぜひ、ご参加ください。
*関連行事
・学芸員とっておき講座 「とちぎのキノコ図鑑」
講師:当館学芸員 山本航平
10月20日(日) 13:30~15:00
・学芸員による展示解説
10月6日(日) 14:00~15:00
*要観覧料
・体験「キノコペーパースタンドをつくろう」
9月21日(土)14:00~15:30
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栃木県立博物館では、企画展のほかにも展示が盛りだくさん。
こちらの展示は、もうすぐ終わってしまうのでお早めに!
・テーマ展「世界の!栃木の!!コガネムシ~カブトムシだってなかまだよ~」(9/23まで)
・テーマ展「武士の装い-館蔵刀剣武具展-」(9/23まで)
少し余裕があります。
・テーマ展「栃木の畑作~麻・麦・かんぴょう~」(11/10まで)
(自然課 猪狩)
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