とっておき講座「骨標本をつくる仕事」を行いました

毎月、第3日曜日は県博デー!

2024年8月18日(日)
当館で動物担当の井上晃一学芸企画推進員による、とっておき講座「骨標本をつくる仕事」を行いました。講師役にとても緊張しているようすです。(写真右)

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今回は、骨標本づくりという、裏方の仕事のお話でした。
収蔵庫の中では、こんな形で骨の標本が収蔵されています。

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標本になるまでには、動物の死体を冷凍し、毛皮をはぎ、肉を骨からはがし、骨のひとつひとつに番号を書き入れてと、細かく丁寧さが必要な多くの工程があります。
このような作業を40年、コツコツと続けて、当館の収蔵庫には、ほ乳類は3315点、鳥類は1172点が収蔵されています。


骨標本の一部は、組立標本になります。

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学校や博物館で目にする形はこちらが多いでしょうか。
写真の組立標本は、井上推進員が初めて作ったトビの標本です。
こちらも羽をむしって、カツオブシムシに肉を食べさせ、骨を組み立てて・・・
できあがるまで試行錯誤をすること3ヶ月。

いまでは、展示で大活躍!
現在は、さくら市ミュージアムで開催中の「夏休み動物ワクワク骨格標本〜ホネから見える動物のくらし〜」で展示されています。

今日の講座で、博物館の裏側を少しでも知っていただけるとうれしいです。

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博物館では、企画展「とちぎのキノコ」を開催中。
関連行事もあります。ぜひ、ご参加ください。

・記念講演会 「市民が支える菌類研究-『新・入生田菌類誌』完成までの道のり」
 講師:神奈川県立生命の星・地球博物館主任学芸員 折原貴道氏
 8月25日(日)13:30~15:00 
 *要予約・要観覧料 定員150名

・学芸員とっておき講座 「とちぎのキノコ図鑑」 
 講師:当館学芸員 山本航平
 10月20日(日) 13:30~15:00
 
・学芸員による展示解説
 10月6日(日) 両日14:00~15:00
 *要観覧料

・観察会「秋のキノコ観察会」
 9月14日(土)10:00~12:00 栃木県中央公園
 *要予約 定員30名(ただいま、キャンセル待ちとなっております)
 
・体験「キノコペーパースタンドをつくろう」
 9月21日(土)14:00~15:30 みーたん広場


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企画展のほかにも展示が盛りだくさん
・テーマ展「世界の!栃木の!!コガネムシ~カブトムシだってなかまだよ~」
・テーマ展「武士の装い-館蔵刀剣武具展-」
・テーマ展「栃木の畑作~麻・麦・かんぴょう~」

次回の県博デーは、9月15日です。
ぜひ、足をお運びください。

(自然課 猪狩)