2024年6月9日(日)、生物・地学収蔵庫ガイドを行い、16名の方にご参加いただきました。
博物館では、展示や観察会のほかに、大事なお仕事があります。
それは、資料の収集と整理・保管。
集められた資料を100年、200年それ以上にわたって保存し、未来につないでいく場所が収蔵庫です。
収蔵庫ガイドは、ふだん皆さんの目に触れることのない収蔵庫の中を見ていただく機会となっています。
収蔵庫を外から見ています。
3階建てですが、2階と3階は中2階構造になっているので、5階建てくらいの高さがあります。
植物収蔵庫の中は、ロッカーだらけで迷路のよう。
ロッカーの中には、約20万点の押し葉標本が保存されています。
こちらは動物収蔵庫。いろいろなものが見えて、楽しいな。
でも、うっかり触らないように気を付けて。
なぜ、こんなに資料を集めるのか。
同じ種類でも、季節や年代、採集場所が違うと大きさや形、色など違いがあることがわかります。
新種かどうか調べるためにも、基準となる標本と比べて、これまで見つかっている種類と違うことを確認する必要があるんですよ。
熱心に話を聞いてくださる参加者のみなさんに、説明する学芸員にも熱が入ります。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
次回の生物・地学収蔵庫ガイドは、11月3日(日)です。ぜひ、ご参加ください。
ただいま、展示が盛りだくさん!
・企画展「メジャーにマイナーも大公開!
とちぎ江戸絵画(アート)の底力~珠玉の上野記念館コレクション~」
・テーマ展「″ちらし″も積もれば(宝の!)山となる~引札が彩る下野の正月~」
・テーマ展「令和6年度巡回展 栃木の遺跡」
・テーマ展「世界の!栃木の!!コガネムシ~カブトムシだってなかまだよ~」
ぜひ、足をお運びください。
(自然課 猪狩)
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