6月1日 観察会『たんぼ物語① ~土の観察と田植え~』
雨空の隙間をつくように晴天に恵まれ、宇都宮大学農学部附属農場で、40名の参加者を集めて観察会が開催されました。
講師は宇都宮大学農学部の平井先生、早川先生、そして当館自然課の吉田学芸員です。
前半は農場の管理エリアで土層の観察。観察地に向かいます。
管理エリアに入る前には石灰で靴底の消毒をします。
地層観察の露頭
吉田学芸員から鹿沼軽石層や表土についての説明。
ここでは実際に土を手に取ってその感触を確かめます。
みんな興味深そうに土や地層を観察しています。
黒ボクと呼ばれる表土は、動植物が土に働きかけて少しずつ作ったもの。
1cmの厚さの表土が作られるのに、少なくとも100年くらいかかるとのこと。
後半は場所をかえて実験田へ。
ここでは田んぼごとに肥料の種類や量を変えて長年稲の生育を継続研究しているところです。
今回の観察会では田植え体験を取り入れました。
裸足になって田んぼの土の感触を確かめながら、みんなで並んで苗を植えました。
この苗は8月24日に予定している観察会『たんぼ物語②』の頃には大きく成長していることでしょう。
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