モリアオガエルの観察会2024

 6月8日(土)、塩谷町東荒川ダム親水公園にてモリアオガエルの観察会を開催しました。栃木両生爬虫類の会の3名の方々を講師に迎え、33名の参加者とともに、モリアオガエルを中心に、自然観察を行いました。

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 はじめに、公園の階段にすわり、どんな生き物が鳴いているのか、耳をすませます。モリアオガエル、シュレーゲルアオガエル、ムカシツチガエル、トウキョウダルマガエルの鳴き声が聞こえました。さらには、ヨタカという鳥の鳴き声も。

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 だんだんと辺りは暗くなり、本格的な夜の観察会が始まります。懐中電灯で照らしながら、一番の目的である産卵中のモリアオガエルを探しています。

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 そんななか、アカハライモリを見つけたお子さんがいました。参加者の多くの目があると、いろいろな生き物が発見されます。

 産卵中のモリアオガエルは見つかったかというと...今回は残念ながら見つかりませんでした。しかし、オスのモリアオガエルは何匹か見つけることができました。こうしたオスたちは、産卵するメスを待っていると思われます。

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 木の枝にしがみつき、メスが来るのを待つオスのモリアオガエル。こちら側に白いお腹を向けている様子がわかりますか?

 今回は、参加者の方々には観察に集中していただくため、それぞれ網を持ってもらわず、観察のための捕獲は、スタッフが最小限に行いました。参加者のみなさんには、観察を楽しんでいただけたようです。

(自然課 井上)