令和6年4月14日(日)宇都宮市の多気山にて、観察会「スミレをさがそう!」を開催しました。
当日は当日は朝から晴れていて、夏日を予想させるような日でした。「観察会日和だね。」「ちょっと暑いね」というような声を聴きながら、お子さんから年配の方まで、計22名の方々が参加しました。
星学芸員から多気山の簡単な説明の後、駐車場に生えているワカシュウスミレの観察から観察会がスタートしました。
多気不動尊へ向かう道の途中にもエイザンスミレやタチツボスミレ、アオイスミレ(葉のみ)、ニョイスミレ、コスミレなどが観察されました。またスミレ以外にもヤマザクラ、キランソウ、キクザキイチゲ、ニリンソウ、カタクリなどが見られました。
ニョイスミレ
コスミレ
参加者の方の質問に星学芸員が答えながら、多気山へ登り始めました。
登りながら、ツクバネガシとアラカシの葉の見分け方やミヤマシキミの葉の香りを嗅いだりしつつ、フモトスミレやマキノスミレ、ミドリミツモリスミレを観察しながら山頂を目指しました。
フモトスミレ
ミドリミツモリスミレ
ちょうどお昼の時間になった頃、宇都宮市内を一望できる展望台に到着しました。そこにもスミレやニオイタチツボスミレ、マルバタチツボスミレの姿が。
スミレ
マルバタチツボスミレ
お昼休憩の後、展望台付近を散策すると、アカネスミレ、サクラスミレも見つけることができました。
アカネスミレ
サクラスミレ
その後山頂まで登り、チゴユリの花を見ながら帰路につきました。
気温が結構上がり、熱中症を心配しましたが、皆無事に下山できました。
今年はたくさんのスミレの花が見られて、いい観察会日和でした。
皆さん、楽しんでいただけましたでしょうか?
現在栃木県立博物館では、テーマ展「世界の!栃木の!!コガネムシ~カブトムシだってなかまだよ~」を開催していますので、ぜひ見に来てください。
また4月27日(土)から、企画展「メジャーもマイナーも大公開!とちぎ江戸絵画の底力~珠玉の上野記念館コレクション~」、テーマ展「"ちらし"も積もれば(宝の!)山となる~引札が彩る下野の正月~」、テーマ展「令和6年度巡回展 栃木の遺跡」が始まりますので、お楽しみに!
(自然課 三宅)
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