3月16日(土)から始まりました
テーマ展「世界の!栃木の!!コガネムシ~カブトムシだってなかまだよ~」
17日(日)には、とっておき講座 「あれもこれもコガネムシ!?~魅力あふれる昆虫~」を開催しました。
講師は、当館で昆虫を担当する栗原隆(写真右)&永嶋宏行(同左)です。
35,000種のいるコガネムシの仲間(コガネムシ上科)を紹介する今回のテーマ展では、世界のコガネムシ160種、栃木のコガネムシ140種の標本が展示されています。
コガネムシってこんな虫ばかりではないそうで、
クワガタムシもカブトムシもフンコロガシもコガネムシの仲間!
栗原氏からは、なぜコガネムシの仲間がこんなにも多様なのかという「分類」のお話。
形、食べ物、生息場所がすごく多様で、それを把握することは難しいので、分からないことも多く、分類することがほんとうに難しいとのこと。
続いて、永嶋氏から展示の見どころを紹介。
カブトムシのような角をもつコガネムシ、デザインが豊富なハナムグリ
アジアの森にいる大きなクワガタムシ。
巨大なコガネムシ、ヘラクレスオオカブト
背中がピカピカのプラチナコガネ。鏡のように周りの景色が映ります。
サバンナにすむフンコロガシに、エジプト文明の壁画にも描かれているサケルタマオシコガネ、ウサギの耳のような角を持つカブトムシと、まさに、あれもこれもコガネムシ!
見てほしいところが、たくさんあります。
140種の栃木のコガネムシの展示では、ひとつしかない栃木県産の標本も展示されています。
コガネムシを観察できるポイントも紹介しているので、ぜひ、野外でコガネムシを探してほしいと話していました。
昆虫愛のあふれるコンビの展示「世界の!栃木の!!コガネムシ~カブトムシだってなかまだよ~」は、9月23日(月)までとなっています。
これから夏までコガネムシがたくさん出てきます。
展示を見て、コガネムシを探しに出かけてみてください。
・展示解説 14:00~14:30
4月6日(土)、8月17日(土)
・観察会「鬼怒川でコガネムシをさがそう」※要予約
5月5日(日)9:30~11:30 鬼怒川河川敷
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ただいま博物館では
テーマ展「下野薬師寺と龍興寺~鑑真和上とゆかりのある名刹~」(3/31まで)
テーマ展「昔のこと知ってっけ?~道具を知れば暮らしが見える~」(3/31まで)
も開催中です。
また、令和6年度4月からの催し物案内も当ホームページに掲載されております。
企画展のほかにも講座や観察会を予定しておりますので、ぜひご参加ください。
ご来館をお待ちしております。
(自然課 猪狩)
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