皆さんこんにちは!
最近暑くなってきましたね。夏がすぐそこに来ているような気がします。
さて、博物館では5月21日にキッズツアー「甲殻類のはなし」を行いました。
そのときの様子をすこし紹介しようと思います。
今回は「甲殻類のはなし」ということで
①甲殻類ってなに?
②ツメ(ハサミ)のはなし
③色のはなし
3つのことを主に説明しました。
まず甲殻類は節足動物(せっそくどうぶつ)の1つのグループです。
他には鋏角類(きょうかくるい)<クモやサソリのなかま>や
多足類(たそくるい)<ムカデのなかま>、昆虫類(こんちゅうるい)などのグループがあります。
甲殻類でメジャーなのはエビやカニなので
今回はエビやカニに焦点を当てて紹介させていただきました。
エビは大まかに2つの種類に分けることができます。
メスのエビが卵を抱くか抱かないかで分けられます。
卵を抱かないエビは、素早く海を泳ぎます。
卵を抱くエビには、身体をかたくしたものや、大きいハサミを持つものなどがいます。
上の画像の青いザリガニは「マロン」という名前のザリガニのなかまです。
青い体と大きいハサミ!カッコイイですね!
カニは、卵を抱くエビから進化した種類です。
なのでカニも大きいハサミを持っています。
このハサミもいろいろな種類があります。
切るためのハサミや、割るためのハサミなど
形を見るとどうやってエサを食べるかが想像できます。
ちなみにこのシオマネキというカニは、メスを呼ぶために大きいハサミを持っています。
エビやカニの色って何?と聞くとだいたいの人が「赤」と答えると思います。
しかし、よく見るとオレンジだったり茶色だったりします。
これは赤い色素とタンパク質がくっついているからです。
ゆでたりして熱を加えるとたんぱく質が離れて・・・
真っ赤になります!
普段見るエビやカニは食卓の上にあることが多いので
「赤」というイメージがついてしまっているのかもしれませんね。
身近に感じられる生物でもよく観察してみると不思議なことがいっぱい出てきます。
エビ、カニだけでなく自分の好きな生き物をよく観察してみてください!
おもしろい発見があるかもしれませんよ!
次回のキッズツアーは6月18日の県博デーに行います。内容は「とちぎの魚と魚釣り」です。
14時から約30分間お魚と釣りのお話が聞けます。
予約は不要です。気軽にご参加ください!
解説員 横山
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