5月14日(日)に南谷学芸員による展示解説を行いました。
小さなお子さんからご年配の方まで、計33名が参加しました。
「甲殻類って何?」から始まり、子供たちに質問しながら解説を進めていきました。
「卵をお腹に抱くエビと抱かないエビだとお腹の形が違う」とか「カニのはさみの形は、種類によって違う」など、展示を見るにあたってのポイントを紹介しました。
見どころの一つとして、タカアシガニの標本があります。タカアシガニはカニ最大だけでなく、節足動物としても最大です。脚を広げた幅(脚に沿って測定)が最大で3.7mの記録があるとのことですが、現在展示されているものは3.35mあり、しかも傷がほとんどないため、非常に珍しいものだそうです。
ダンゴムシの解説では、イリドウィルスというウィルスに感染した結果、きれいに青くなったダンゴムシの話をすると、子供たち間から「見たことある」との声が上がりました。「青いダンゴムシ、探しているので、見つけたらぜひ持ってきてね」と南谷学芸員。
最後にちょっとした実験をしました。ウミホタルの乾燥したものを水を少し加えてすり潰すと、青い光が。参加者の間からは「おお~」との声があがりました。
企画展「甲殻類ワールド~エビ、カニ、フジツボ、ダンゴムシ、ミジンコ & カブトエビ~」は6月18日(日)まで開催しています。また、6月10日(土)14:00~15:00に南谷学芸員による展示解説、6月18日(日)13:30~15:00講堂にて学芸員とっておき講座「甲殻類っておもしろい!~エビ、カニ、ダンゴムシ、ホウネンエビ~」を開催しますので、ぜひご参加ください。お待ちしてます。
(自然課 三宅)
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