皆さん あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
県立博物館では1月8日日曜日、博物館でやってみよう!「化石を楽しもう」を開催しました。毎年実施している「化石を楽しもう」はとても人気のあるプログラム。今回も多くの方にお申込みをいただきました。当日は小学生約20名に参加いただきました。(満員で参加できなかった皆さん申し訳ありません)
当日の様子を少し紹介します。
(1)レプリカ作り
石こうを固めて、アンモナイト、三葉虫、恐竜の歯や爪などの化石のレプリカを作ります。まず恐竜などの化石の勉強です。どんな生き物だったのかな。
作るレプリカの型を選びます。何にしようかな?
お父さんお母さんに手伝ってもらい、すこしずつ水を加えて石こうを溶きます。溶けたらシリコンの型枠に流し込みます。あまりたくさん入れるとあふれちゃうかも。うまくできたかな?
石こうが固まるまで30分くらいかかります。その間に化石取り出しに挑戦です。
(2)化石取り出し体験
今日は那須塩原の地層(塩原湖成層)で採れた木の葉石原石を割って化石の取り出しを行います。その前に展示室で塩原の地形や地層についての勉強です。
約30万年前、塩原には高原山の噴火でできた大きな湖がありました。長い間に湖に流れ込んだ泥や砂が積み重なった地層は高さ400mもの厚さです。その岩の中にはブナ、ミズナラ、カエデ、クリ等の木の葉や昆虫の化石がたくさん見つかります。地層の模様はバームクーヘンみたい!
続いて、いよいよ化石取り出しに挑戦。地層の線にタガネの刃をあてて金づちで割っていきます。みんな集中しています。
化石あった! なんの化石かな。葉の写真と比べてみよう。30万年前の塩原の様子がわかるね。きっときれいな森が広がっていたのでしょう。
(3)レプリカ取り出し
はじめに作ったレプリカがそろそろ固まっています。そーっと取り出します。
上手にできた!
今回の「化石を楽しもう」を通じて、30万年前の塩原の様子を想像していただきました。
次回の博物館でやってみよう!は、2月23日木曜日14時から15時30分まで「折り紙でおひなさまをつくろう」を行います。
予約不要ですので是非ご参加ください。
教育広報課解説員 佐藤、相子
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