みなさんこんにちは!
8月21日の県博デーに、キッズツアー「アンモナイトとオウムガイ」を行いました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
当日の様子を、すこしご紹介します。
アンモナイトとオウムガイ「どこか似ているな」と思ったことはありませんか?
どちらも名前を聞くと「うずまきのようなカラを持つ生き物」を思い浮かべると思います。
その2匹をくらべて、ちがっているところ・にているところをクイズ形式で皆さんに考えていただきました。
クイズの一部を皆さんにも体験していただこうと思います。
『アンモナイトとオウムガイ、さきにうまれたのはどっち?』
①アンモナイト
②オウムガイ
③同じ時代
さあ何番が正解でしょう?
アンモナイトはすでに絶滅して化石になっていますが、オウムガイは今でも海で生きています。
それをふまえて考えてみてください!
正解は・・・②オウムガイ!
アンモナイトはオウムガイの1つであるバクトリテス目から分かれました。
このバクトリテス目はイカ・タコにも分かれています。
なのでアンモナイトはイカやタコの方に、にているんです!
アンモナイトとオウムガイのカラの形についても考えていただきました。
では皆さんにも質問です!
『アンモナイトとオウムガイのカラの形はどんな形?』
①うずまき
②まっすぐ
③ぐにゃぐにゃ(へんなかたち)
答えはどれでしょう?
イメージするのは①ですがじっさいはどうでしょう?
正解は・・・①、②、③の全部なんです!
アンモナイトはデボン紀から白亜紀まで、
オウムガイはカンブリア紀から現代まで、環境の変化に対応するために様々な形に変わっていったのです。
本当にいろいろな形があるのでお気に入りを探してみると面白いかもしれませんね。
姿がにている2匹の関係を少しわかっていただけたかなと思います。
これ以外にも、ちがっているところ・にているところがたくさんあります。
みなさんも調べてみてください。面白い発見ができるかもしれません。
ちなみにアンモナイトの軟体部はまだ化石が見つかっていません。
もし今回の解説で、「興味が出てきたよ」という方は探してみてください。
世紀の大発見をするのはあなたかもしれません!
栃木県立博物館では、9月17日から10月30日まで、開館四十周年記念特別企画展「鑑真和上と下野薬師寺
~天下三戒壇でつながる信仰の場~」を開催します。
その関係で8月29日から11月13日まで展示室2の常設展がご覧いただけません。
次回のキッズツアーは11月20日です。
キッズツアーは事前予約不要です。皆さまのご参加をお待ちしております!
解説員・横山
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