みなさん、こんにちは!
5月15日の県博デーに、キッズツアー「博物館的☆おはなし会」を行いました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
当日の様子を少し、ご紹介します。
博物館と図書館の、両方を好きになってほしいなあ、と思って始めたこの企画も、今日で2回目です。
かこさとしさんの「おたまじゃくしの101ちゃん」の絵本を読んで聞いていただき、お話の内容を確認しながら、登場した生き物を紹介しました。
このお話を、栃木県の場合と考えて、学芸員さんに色々教えてもらい、多分こうなんじゃないかな、という部分も交えながら、聞いてもらいました。
例えば、栃木県にはカエルは13種類いますが、住んでいる場所や、吸盤の無い脚、皮膚がイボイボしていない様子から、このお話のカエルは、トウキョウダルマガエルじゃないかなぁ、とか。
自然の中で、アメリカザリガニとタガメの争いは起こるのかを考えた時に、全国的にタガメは数が減っているけれど、栃木県にはまだ沢山いるので、起こるかもしれない、とか.。
タガメが待ち伏せをする時につかまるような水草を、アメリカザリガニは切ってしまうので、アメリカザリガニの多い所では、タガメとあまり会わないかもしれない、とか。
野外調査を塩谷町で行った時の、アメリカザリガニの標本も、じっくり見てもらいました。
大きいザリガニの、ハサミのイボイボの様子や、色々な大きさのアメリカザリガニを観察します。
自然系の常設展示に移動して、標本を見ながら説明します。
お話に登場した、カエル、メダカ、カワトンボ、アメンボ、タガメ、アメリカザリガニ、みんな展示室にいました。
最後に、水辺の環境が、昔と変わってきて、生き物が住みづらくなっていることをお話して、今日のキッズツアーは終了です。
次回のキッズツアーは、6月19日の日曜日に行います。
「大名行列と宇都宮」で、江戸時代のふしぎな行列と宇都宮のまちを見てみよう!
みなさまのご来館を、お待ちしております。
教育広報課 解説員
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