観察会「ダンゴムシとワラジムシをさがしてみよう!」

令和4(2022)年8月21日(日)までテーマ展「ダンゴムシ」を開催中ですが、本日は「ダンゴムシとワラジムシをさがしてみよう!」という観察会を行いました。

21名の参加者に博物館の研修室にお集まりいただいただき、担当の南谷学芸員の話を聞いた後、みんなで外に出て、ダンゴムシを探しにいきました。本日は雨の心配もありましたが、観察会の時間にはすっかり雨も上がりました。

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テンガロンハットがトレードマークの南谷学芸員と、落ち葉をかき分けてダンゴムシを探す参加者の皆さん。

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博物館建物のヘリでもダンゴムシが見つかります。乾いた砂利の中から、ホソワラジムシが次々にみつかりました。落ち葉のある林から、ほんの数メートルしか離れていなくても、生息するダンゴムシの種類は違ってきます。

屋外でダンゴムシを採集したあと、それらを研修室に持ち帰り、虫眼鏡を使って観察しました。ダンゴムシとワラジムシの違いや、オス・メスの見分けかた、体のつくりなどを学びました。本日採集できたのは、オカダンゴムシ、シッコクコシビロダンゴムシ、ワラジムシ、ホソワラジムシ、ナガワラジムシ、コガタハヤシワラジムシの6種類でした。

最後はダンゴムシを迷路に歩かせる実験をしました。ダンゴムシは突きあたりを右に曲がったら次は左に曲がり、その次は右、左と左右交互に曲がる性質を持っています。それを確かめるため、ストローを使い簡単な迷路をつくりました。みなさん思い思いの迷路を作りましたが、ダンゴムシは思うように迷路をクリアしてくれたでしょうか?

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ストローを使い迷路を作る参加者。

参加者のみなさんがダンゴムシ、ワラジムシを採集し、観察し、実験するという盛りだくさんな内容の観察会でした。

6月19日(日)13時30分~15時には学芸員とっておき講座「ダンゴムシってどんな動物?」を行います(予約不要)。

また、テーマ展「ダンゴムシ」にもぜひおこしください。

(自然課 井上)