学芸員とっておき講座「ダンゴムシ」を開催しました

毎月第3日曜日は県博デー!

12月19日(日)に、学芸員とっておき講座「ダンゴムシ」を行いました。

今回、ダンゴムシについてお話をしてくれるのは、昆虫以外の無脊椎動物を担当している南谷学芸員です。

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まず、南谷学芸員から質問がありました。

南谷学芸員「ダンゴムシはどれでしょう?」

正解は、①、③、⑤です。

②はアルマジロ、④はタマヤスデ、そして、⑥はなんとウサギのフンです!

皆さんは、分かりましたか?

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さらに、次の質問では、難易度が上がります。

南谷学芸員「ダンゴムシの足の本数を知っていますか?」

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正解は、14本!

実は、ダンゴムシはエビやカニに近い仲間。エビの仲間は頭胸甲から歩くための足が10本生え、腹部からは歩くのには使わない腹肢と呼ばれる小さな足を持っています。ダンゴムシも同様に、胸から14本の足が生え、腹部には小さな腹肢を持っています。ダンゴムシとエビには、このような共通点があることをぜひ観察してみてください!

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また、ダンゴムシやワラジムシの中には、突然変異で色が変わった個体が時々、見つかります。

写真は、県内で採集された非常に珍しい「部分白化」のワラジムシです。触角や、胸や腹、尾の一部が白くなっています。

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さらに、目を引くのが青いダンゴムシ。

こちらは、「イリドウイルス」という病気にかかったダンゴムシです。エビ、カニなどの甲殻類全般に感染する病気の為、特に、海に近い場所では発見できる可能性が高いです。

その他、マニアックな話題が続きました。

今回の講座では、ダンゴムシのとっておきな話に、参加者はメモを取り聞き入っていました。

今回のダンゴムシの話は、来年の2月19日から始まるテーマ展「ダンゴムシ」でさらに詳しく取り上げる予定です。皆様のお越しをお待ちしております。

(自然課 永嶋)