みなさんこんにちは。
12月5日日曜日に「博物館でやってみよう!昔の暮らし体験④火おこし器・火打石」を行いました。その様子を少しだけご紹介します。
私たちの身の回りには、火を起こす道具としてマッチやライターがありますが、それらがなかった昔、火を起こすための道具としては「火おこし器」や「火打石」で火を起こしていました。
まず「火おこし器」について。今回体験していただいたのは、「舞切り式」と呼ばれる神社の儀式で使われた火おこし法です。
比較的簡単に火を起こせる方法とされていますが、これが意外と難しい...
参加された子供さんから大人の方まで、真剣に取り組んでいました。
やっていくと煙や少し焦げた匂いもしてきて、「焼き芋の匂いみたい」「煙がでてる」などの声も聞こえました。
いっぽうの「火打石」は、鋼鉄製の火打金(ひうちがね)に石英などの石(今回の石は瑪瑙〈メノウ〉だそうです)を打ち付けると火花がでます。
こちらは、まず当館職員が実演をし、その後実際に体験してもらいました。
火花を出すのはコツがいるようで、結構難しかったようです。
何回かやっていくうちにコツを掴んで上手に火花を出せる方もいました。火を起こすのも昔は簡単ではなかったんですね。
参加いただいた皆様、ありがとうございました。
次回の予約不要の博やろは2022年1月10日・月曜日、「探検!縄文時代」です。
皆様のお越しをお待ちしております。
教育広報課 解説員
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