キッズツアー「オス?メス?どっち?」

みなさん、こんにちは!

栃木県に緊急事態宣言が出され、当館では2月7日(日曜日)までのイベントは中止または延期となりました。

今回は1月16日(日曜日)に開催予定だった、キッズツアー「オス?メス?どっち?」をちょこっとだけお届けします!


私たちの身の回りには不思議で面白い生き物がたくさんいます。

なかには性別が違うだけで姿が違う生き物がいます。

今回は、栃木県で見ることのできる生き物を、性別の観点からみなさんと一緒に見ていきたいと思います。

ぜひ、オス、メスどちらなのかを考えながら見てみてください!

 

では、最初の生き物です。

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こちらはオオルリです。栃木県の県鳥にもなっている鳥ですね。

この鮮やかな青色をした姿は、オス?メス?どっちでしょう?

 

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答えはオスです!

メスは地味な茶色っぽい色合いをしています。

オスはメスにアピールするために、派手な青色の姿になっていると考えられています。

また、鳴き声もとても美しいですよ。

 

次はこちらの生き物です。

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こちらはニホンジカです。日光ではたくさん見ることができます。

それではこの2匹はオス?メス?どっちでしょう?

 

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答えはメスです。これは簡単だったかな?

メスにはツノが無く、オスにはツノがあります。

 

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ちなみにこちらはニホンカモシカです。

名前にシカとついていますが、ウシの仲間です。

シカは1年ごとにツノがポロっととれます。

しかし、ウシの仲間はツノが一生とれず、オスメスどちらにもあります。

今年の干支であるウシの仲間ということで、ぜひ覚えてください。

(ちなみに、このカモシカはオスです)

 

最後の生き物はこちらです。

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こちらはミヤマカラスアゲハです。青緑色にキラキラと輝く大きなチョウです。

では、こちらはオス?メス?どっちでしょう?これは難しいかもしれません。

 

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正解はオスです。

写真の上側の羽にフサフサした毛にみえる模様があるのが分かるでしょうか?それがオスの特徴です。

実は、なぜオスだけにこの模様があるかはわかっていません。もしかしたらチョウたちにしか分からない世界があるのかもしれませんね。

 

いかがでしたか?

実は性別によって違うのは見た目だけではありません。行動、声、愛のかたちなど、他にもいろいろなところが違う生き物がいますが、続きはまたの機会に。

 

よく観察してみると、不思議な発見をすることがあります。

あなたの身の回りにも、今まで気づかなかった新発見があるかもしれません。

試しに窓の外を見てみてください。新たな世界があなたを待っています。

そして、新しい発見をしたらぜひ私たちにも教えてください!栃木県立博物館もあなたをお待ちしています!

 

解説員 阿見