みなさん、こんにちは!
7月19日(日曜日)に、キッズツアー「れっつ ♪ にょろにょろ」を行いました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
当日の様子を少し、ご紹介いたします。
今回のテーマは、にょろにょろした生き物、「ヘビ」です。
博物館でお仕事をしていると、色々なことを沢山知っている学芸員さんから、お話を聞くことが多いのですが、ヘビの体の仕組みを教えてもらった時に、「これはすごいぞ!」と、とてもビックリしました。
参加してくれたみなさんも、ワクワクする発見があるといいなぁと思いながら行いました。
ヘビは、爬虫類(はちゅうるい)という生き物です。
爬虫類は、完全に水場を離れて、陸上だけで生活することができるようになった、初めての脊椎動物(背骨のある生き物)です。
ヘビの他、トカゲ、カメ、ワニなどが、爬虫類です。
ヘビの仲間は、トカゲの仲間から進化しました。
みんなでヘビの特長を考えながら、お話しました。
脚が無くて、にょろにょろしているのは、ヘビの先祖は土の中で生活するトカゲと考えられていて、土の中では手足が無い方が、かえって動きやすいからです。
また、細長く、脚が無い体は、狭いところに入り込むのに便利で、穴の奥で獲物を捕ったり、敵から逃げて隠れたりもできます。
そして、舌をぺろぺろしているのは、匂いを嗅ぐことで、周りの様子を探っているからです。
さらに、ヘビが脱皮をすることは、よく知られていますが、他の爬虫類では、体の部分部分で脱皮が生じますが、ヘビは一度に全身が行われます。
古くなった皮膚を脱ぎ捨てる「脱皮」をすることで、成長を続けます。
こんな感じで、靴下を裏返すように、上手に皮を脱いでいきます。
特別に、ヘビ(シマヘビです)の脱皮殻をお借りしたので、じっくり観察します。
眼の鱗も脱皮で新しいものに変わるし、皮もひっくり返っています。
鱗の種類も体の場所によって違うし、お腹側の一列に並んだ幅が広い鱗は、総排出孔(お尻の穴)から先は尾で、鱗は短い二列になります。
展示室に移動して、テーマ展「骨スペシャル」のコーナーで、ヘビの骨を見たり・・・
常設コーナーで、栃木県にいる8種類のヘビを紹介したりしました。
参加してくださったみなさん、最後まで、お話を聞いてくれて、ありがとうございました。
これからも、博物館をきっかけに、色々なことを楽しんでもらえたら、嬉しいです。
今年度は、7月と8月は、キッズツアーが2回ずつあります!
7月25日(土曜日)「にほんコメものがたり」
8月10日(月曜日・祝日)「はにわ、しってる?」
8月16日(日曜日)「みぢかな おさかな どんなかな?」
みなさんのご来館を、お待ちしています!!
(教育広報課 解説員 落合)
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