皆さん、こんにちは。アジサイがキレイに咲く時期になりましたね。アジサイの葉っぱにカタツムリがいないかと探すのも楽しいですよね。
6月の県博デーに行う予定だったキッズ・ツアーが、新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止となりましたので、ここで少し紹介したいと思います。
これらの石(鉱物)は、「水晶」といいます。展示室2の鉱物コーナーに展示してあります。
透明でキレイな石ですよね。水晶は、二酸化ケイ素という成分でできています。かたいので、ナイフでも傷がつきません。
石の形もおもしろいと思いませんか?これは人間が加工したわけではなく、元々こういう形になっています。
このように、自然にできた元々の形を、「結晶」といいます。
水晶の結晶の形は六角柱状の形など、さまざまです。自然にこんな形ができるなんて不思議ですよね。
この水晶は、ハートの形のように見えませんか?これは、2つの結晶がくっついてこんな形になっています。
2つ以上の結晶がある面でくっついたようになっているものを「双晶」といいます。ハート形になるタイプは日本産が有名で、「日本式双晶」とよばれています。
純粋な水晶は、本来は無色透明ですが、色がついている水晶もあります。水晶の中のわずかな不純物のために、さまざまな色になります。
これらは、「紫水晶」といいます。紫色でキレイですね。紫色は、わずかな鉄が含まれているためといわれています。
ここで、クイズです!紫水晶は宝石としても知られていますが、宝石名は何というでしょうか?
・・・・・答えは「アメシスト」でした!2月の誕生石になっています。
これらは、「煙水晶」といいます。黒い色をしていますね。黒色は、わずかなアルミニウムと天然の放射線のためといわれています。
こちらは、「紅水晶」といいます。ピンク色をしていますね。うすいピンク色は、わずかなチタンが入っているためといわれています。
どの色の水晶もキレイなので、実際に見ていただきたいです!
また、栃木県でとれた水晶もあります。
こちらは、日光市の足尾鉱山でとれた水晶です。
足尾鉱山は銅でおなじみですが、それ以外にも金・銀・亜鉛などを含む多種多様な石がとれます。
こちらは、塩谷町の野州鉱山でとれた紫水晶です。
野州鉱山は、黄鉄鉱・黄銅鉱などをとるために入っていた鉱山ですが、紫水晶がとれることでも知られています。
最後に、水晶以外の石を少し紹介して終わりにしたいと思います。
こちらは「黄鉄鉱」という石です。キレイな金色で、サイコロのような形をしていますね。
黄鉄鉱は、硫黄に鉄が結びついてできています。
こちらは「蛍石」という石です。青色や紫色、うすいクリーム色など、色とりどりですね。
石の形も、おもしろい形をしていますね。この形は八面体といいます。
蛍石は、熱したり紫外線をあてたりすると光りますが、すべての蛍石が光るわけではありません。
太陽の光に混ざる紫外線でも光るので、日の光の下でみると色味がちがって見えることがあります。
博物館には、まだまだ紹介しきれないほどステキな石がたくさんあります!
機会がありましたら、無理なさらない範囲で遊びに来ていただきたいと思います。
7月のキッズ・ツアーは開催を予定しております。
7月19日(日曜日)「れっつ♪にょろにょろ」
7月25日(土曜日)「にほんコメものがたり」
時間は午後2時から約30分間です。
なお新型コロナウイルス感染拡大防止のため人数を制限する場合があります。
詳しくは当日受付までお問合せください。
教育広報課 細谷
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