2019年6月1日の土曜日、塩谷町の東荒川ダム親水公園で表記の観察会が行われました。
観察会が行われる公園の昼間の様子です。キショウブがきれいに咲き乱れています。
夕方の7時には、30人近い皆さんがお集まりになり、観察会を開始しました。
本日の講師は、栃木県立博物館課長の林学芸員、栃木両生類爬虫類の会の木村さん、齋藤さんです。
これは、公園の生態系など全体的な説明をしているところです。
次第に夕闇が迫り、あちこちからいろいろなカエルの鳴き声が聞こえてきます。期待感が高まります。
暗くなり、懐中電灯を水面に照らしてカエルを探します。林課長による解説が行われています。
今日の主な目的のモリアオガエルの卵塊も見つかりました。これは明るいうちに撮影したものです。
草の中に産まれている卵塊を見つけると、歓声があがります。観察の後は、そっと見守ってあげます。
流れの強い所にはでは、カジカガエルが観察できます。驚かさないように、ライトを消してそっと観察しています。
プラスチックケースに入れたカエルをじっくり観察しています。
お子さん達は、いろいろなカエルを探し、自分で持ってきたケースに入れたりして楽しそうでした。
カエルの見分け方や形の特徴、生活の様子などを説明しています。皆さん、熱心に聞き入っています。
今日の観察会のまとめをしています。モリアオガエル、ニホンアマガエル、ヤマアカガエル、ツチガエル、トウキョウダルマガエル、カジカガエル、ニホンアカガエル、アカハライモリを観察することがができました。シュレーゲルアオガエルは鳴き声だけを聞くことができました。
一時プラケースなどに入れて観察したカエルやイモリなどは、すべて元の池に戻しました。
観察会は、午後9時に予定通り終了しました。
参加していただいた皆様、有難うございました。
夜の観察会は、昼間見られない両生類たちの姿に出会うことができ、新しい発見に満ち満ちています。
来年も、皆様方のご参加をお待ちいたしております。
(自然課 浅羽記)
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