新緑の季節となりました。緑豊かな中央公園では、様々な花が咲き乱れています。
5月19日(日曜日)の県博デーに、キッズツアー「ぐるり。模様めぐり。~昆虫と日本の歴史~」を行いました。
キッズツアーは、いつものミュージアムツアーとは違った、お子様向けの解説です。
ご家族でご来館の際は、ぜひご参加下さい。
私たちは、色々な模様に囲まれて生活しています。
昔の人は、模様に意味を感じていました。
今回は、昆虫に関する模様を館内で探します!
最初に、展示室2の動物コーナーで、昆虫について説明しました。
昆虫は、体が頭・胸・腹に分かれ、足が胸に6本ついている生き物です。
それでは、昆虫を探しに行きましょう!
博物館の十二単には、蝶の模様がついています。
蝶の模様には、どのような意味があるでしょう?みんなで考えました。
春には、多くの蝶が飛び交います。蝶の羽には、美しい模様が一杯です。
素敵な蝶の羽について、お話ししました。
次に、展示室の外国のカブトムシを見ました。
カブトムシは、日本の夏の風物詩でもあります。
カブトムシは、兜に似ていることから名づけられました。
兜の模様は、男の子のお宮参りの着物で、魔除けの意味を込めて、使われました。
兜には、クワガタムシの由来になったものもついています。
みんなで、どこにあるかを探してみました。
その後、日本のカブトムシとクワガタムシについて、クイズを行いました。
カブトムシとクワガタムシは、どちらが長生きするでしょう?
栃木県には、何種類いるでしょう?
皆さん、一生懸命考えてくれました。
秋には、赤とんぼを見ることができます。
トンボは「勝ち虫」とも呼ばれ、武士に人気の模様でした。
陣羽織や箙には、トンボの模様が使われることもありました。
現在、トンボを捕まえる時には、虫取り網を使うこともあります。
日本には、網の伝統模様もあります。そのため、この模様の意味も考えました。
最後に、トンボの正しい捕まえ方を紹介し、終了です。
今日は、博物館で色々な昆虫の模様を探してきましたが、いかがでしたか?
館内には、他にも昆虫に関する展示がたくさんあります。
また今回ご紹介した、十二単や鎧の着付け体験も行っております。
皆様お誘い合わせの上、ぜひご来館下さい。
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"キッズツアー"は、毎月第3日曜日の13時30分から実施しています。
次回は、6月16日(日曜日)「鳥獣戯画からみつけてみよう!~動物達と伝統文化~」です。
また、第3日曜日は県博デー(博物館の日)として、キッズツアーの他にもたくさんのイベントを開催しています。
みなさまのご来館お待ちしております。
(教育広報課 解説員 中田)
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