令和元年5月4日土曜日、表記の観察会を実施しました。日中はとても良い天気で暖かな気候でした。
観察場所の那須塩原市沼ッ原湿原は、標高1230mにあり、遠くに見える山々にはまだ白く雪が残っています。
午後6時30分、参加者の皆様全員お集まりになりました。まだまだ明るいですが、夜に備えて支度を整えます。ここは駐車場です。博物館の林学芸員から、観察に入る前の注意点などを説明しています。
ゆっくり歩いて15分ほどで湿原に出ますが、その途中でもいろいろな生物に出会います。
今回は、オオジシギという鳥が盛んに鳴いているのが聞かれました。ズビヤク、ズビーヤクと大声で鳴き、空高く舞い上がっていきます。次に、ゴゴゴゴゴゴッと大きな音をとどろかせて急降下していきます。これが何度も何度も繰り返され、とても珍しい体験をしました。暗い中で写真を撮れずに残念!
湿原に到着し、各自の懐中電灯で水の中を観察します。
この上の写真で水の中に白いものが見えるでしょうか。これを拡大してみます。
クロサンショウウオの卵嚢が沢山たくさん産みつけられていました。よく見るとあちこちの水中に見つけられました。
成体のクロサンショウウオやイモリも水の中を泳いでいて、だいぶ観察することができました。
あっという間に2時間が経ち、帰路についたところで、大きなアズマヒキガエルが木道の下に現れました。子どもさんたちも大喜びでした。
今回は、いろいろな生物を観察することができました。
ご参加いただいた皆様、夜遅くまでお付き合いいただき、有難うございました。
次回は、6月1日の土曜日にモリアオガエルの観察会を予定しています。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
自然課 浅羽 記
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