2月3日(日)、講座「豚足(とんそく)で骨格標本をつくろう」を開催しました。
参加者は11人。講師は当館の浅羽学芸嘱託員。当館で哺乳類の骨格標本作りの仕事をしている、筋金入りのプロフェッショナルです。
今回は、豚骨スープなどの食材として売られている豚足を解剖し、中にある骨をじっくり観察します。
豚足は、ブタの手首や足首の先の部分。参加者1人1個ずつチャレンジします。
いよいよ解剖開始!のその前に、浅羽さんから「皆さんがお持ちの豚足は、右手?左手?右足?左足?」とさっそく課題が出されます。
手首や足首周辺の骨の数や形で、前後左右がわかるとのこと。いきなり、マニアックな解説です。
ちなみにこれは、左手(左前足)。
こちらは左足(左後足)です。
違いがわからないって?この講座に参加しなかったことが悔やまれますね・・・
参加者それぞれ、自分の豚足が、手なのか足なのか、右なのか左なのか、わかったところでいよいよ解剖が始まります。
はさみを使って、ジョキジョキと皮や筋肉を取り除いていきます。
ブタの指は4本。太いのが中指と薬指。両脇の小さいのが人差し指と小指です。
小さい骨をなくさないように気をつけながら、中の骨を取り出していきます。そして、浅羽さんが用意した、「豚足の骨 まるわかりパウチ」の上に、1個1個乗せていきます。
すべての骨を取り出し終えたところで、今日の講座は時間切れ。
しかし、講師の机の上には、きれいにできあがった骨格標本が・・・。
どうすればそのような骨格標本を作れるのか、浅羽さんが解説します。みなさん、家に持ち帰って完成させたい!という気持ちがくすぐられます。
というわけで、この日取り出した豚足の骨と、先ほどの「豚足の骨 まるわかりパウチ」、そして骨格標本の作り方が詳しく書かれた解説資料をおみやげに、みなさん家路につかれたのでした。
かっこいい骨格標本が完成しますように!!
(自然課 林)
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