12月15日(土)県博にて、講座「歯科材料でつくるアンモナイト化石のレプリカ」を行いました。
そもそも、「化石のレプリカ」には、大切な役目があるのを知っていますか?
レプリカというのは、本物の化石のコピーを精巧に作ることです。
レプリカを作ることによって、博物館で展示することができたり、
研究者に研究され新しいことが発見されたりします。
さらに、もし災害などで本物が失われてしまっても、レプリカがあることで、
昔その生物がいたことを証明することができるのです。
それでは、制作工程を少し紹介します。
レプリカにする本物のアンモナイト化石を選びます。
粘土で土台づくりをします。
土台に埋め込んだアンモナイトと粘土の隙間を埋めます。
先をとがらせた割り箸を使って少しずつ少しずつ・・まさに職人ワザ!
次にレプリカの型を作ります。ここで登場するのが歯科材料。
すぐ固まるのでスピード勝負!
アンモナイト化石の上に流し込んで、かまぼこぐらいの固さに固まったら、
アンモナイトを取り出します。型の完成です!
型ができたら、いよいよ特殊な石膏を流しこんで、レプリカを作ります。
恐竜クイズでちょっと一息。
そうしているうちに石膏が固まり、レプリカが完成しました!
最後は、みなさん大事そうにお持ち帰りくださいました。
ご参加いただき、ありがとうございました。
来年度も、実施予定です。ぜひお越しください。
お待ちしております。
(自然課 薄井)
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