みなさん、こんにちは。
いつも栃木県立博物館をご利用いただきましてありがとうございます。
今回は、下野市立石橋小学校と大田原市立親園小学校の皆さんと「むかしのくらしと道具」について出前授業を行いました。どちらの小学校も3年生の皆さんです。
【石橋小学校での様子】
はじめに、「火」についてみんなで考えました。今は、ライターやマッチなど手軽に火が手に入りますが、これらが無かったころはいったいどうやって火を手に入れたのでしょう?まいぎり式の火起こし器や火打ち石などを紹介しました。
つづいて、グループに分かれて体験活動です。
こちらは石臼をひく体験です。とても重い石臼をひくのは大変です。重くてうまく回せません。今回は、みんなできな粉をつくりました。
今度は、水運び体験です。水桶の中には、約15Kgの水が入っています。バランスを取りながら運ぶのは大変です。重くてうまく持ち上がりません。
こちらでは、昔の道具の説明を聞きます。写真の道具は「蛇の目傘」です。紙と竹でできています。みんな「紙でやぶれないの?」と思いましたが、説明を聞いて納得したようです。
どのコーナーでも、皆さん楽しく授業に参加してくれました。ありがとうございました。
【親園小学校での様子】
はじめに全員で「音楽を聞く」ことをテーマに考えました。電気が無いころの人々は、どうやって音楽を楽しんでいたのでしょうか?
じつは、「蓄音機」という道具を使って音楽を聴いていたんですね。これはゼンマイで動く道具なので、電気は使いません。
「レコード」にも触ってみました。CDよりも大きくて重いですね。時代が進むにつれて、道具もしだいに「小さく」、「軽く」なっていくのがわかりました。
つづいて、昔の道具の説明です。電気が無いころに使われていた道具と、電気が使えるようになってできた道具をそれぞれ比べてみました。食事の用意や洗濯など、昔のお母さんはとても大変でしたが、電化製品のおかげでお母さんの仕事はずっと楽に、時間も短くなっていきました。
長い時間でしたが、児童の皆さんは一生懸命メモをとったり、話を聞いたりしていて、とても素晴らしい態度でした。ありがとうございました。
当館では、随時学校からの出前授業を受け付けております。お気軽にお問い合わせください。当ホームページにも紹介されていますので、ぜひご覧ください。(トップページ「先生方へ」のバナーから)
電話:028-634-1312(教育広報課)
教育広報課 沼尾
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