皆さまこんにちは!
あっという間に2018年も下半期に入りましたね。
さて、6月16日(土)に、博物館でやってみよう!「七夕飾りをつくろう」を行いました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
七夕は、古くから行われている日本のお祭り行事です。
今回の博物館でやってみよう!では、おりがみで七夕飾りを作り、短冊にお願い事を書いてもらいました!
見本でご用意した七夕飾りは14種。
こちらの中から作りたい飾りを2つ選んでもらい、一つは飾りを竹ひごにつけてお持ち帰り用に、
もう一つは、お願いごとを書いた短冊と一緒に博物館の笹に飾っていただきました!
七夕飾りは、簡単なように見えて、ハサミで切る向きが少し違うだけでまったく違う形になってしまうのですが、
皆さまとても真剣に作られていて、とても素敵な七夕飾りが完成しました!
七夕は、現在では短冊にお願い事を書いて笹竹につるすとその願いが叶うといわれていますが、
中国から伝わった「乞巧奠」という行事がもとになっているといわれています。
もともと中国では、女性の裁縫の上達を願う祭りでしたが、日本に伝わってからは、宮中行事となりました。
奈良時代の女性の間では、星に向かって技芸の上達を願う星祭りが盛んに行われました。
「万葉集」にはこのことを歌った短歌が数十種もあります。
この貴族たちの風習はすぐに民間にも伝わり、さらに江戸時代になると、一般の手習いの普及と共に、
習字の上達を願うことが中心となり、芋の葉の露で墨をすり、短冊に字を書いて吊るし、
庭先などに飾られるようになったそうです。
また、七夕飾りとあわせて「古代衣装」を着ていただきました。
「古代衣装」とは、飛鳥時代から平安時代にかけて、官人が朝廷に出仕するときに着用した衣服です。
高松塚古墳の壁画に描かれている衣装をもとに作りました。
たくさんの方にご参加いただきありがとうございました!
1年に1度の七夕に、皆さまは何をお願いしましたか(*^ー^*)?
さて、「博物館でやってみよう!」は
次回から8月まで、「小学生の夏休み宿題応援企画!」となります。
現時点で、
7月27日(金)「アワ・あわ・バブル・しゃぼんだま」
8月3日(金)「すき!好き!紙すき」
上記の2つはすでにキャンセル待ちとなっていますが、
8月17日(金)「博物館レポートをかこう」は、まだ空きがございますので、ご予約お待ちしております!
皆さまのご来館を心よりお待ちしております。
(解説員:細谷・齊川)
コメント