6月2日(土曜日)塩谷町の東荒川ダム親水公園でモリアオガエル観察会を行いました。
開始は午後7時からですが、午後の早い時間に到着して、写真撮影を行いました。これは今回観察した公園の全景です。
モリアオガエルの卵塊の写真をいくつかご覧に入れましょう。白い泡の塊のようです。
これは池の水面近くに産まれたものです。
水面に張り出した木の枝に産み付けられたものも多いです。これは水面上2.5メートルほどのところに産みつけられていました。
時間が経って、あたりが次第に暗くなってきました。
開始時間の午後の7時前になると、続々と参加者の皆さんがお集まりになりました。
受付をした後で、いくつか観察上の注意点を説明しています。
池を見下ろす階段に腰をかけて、色々な動物の声に静かに耳を傾けています。
低い声で、ゴゴゴゴ、ゴロゴロゴロと鳴くのはモリアオガエルのようです。
懐中電灯を点けて、観察が開始されました。
お子さん達は自分で探そうと、あちこちに電灯を照らしています。
懐中電灯の下に、いろいろな生き物が動いています。足下に気をつけてね。
お子さん達が次々にカエルを捕まえてきました。博物館で用意したプラスチックケースに入れて、皆さんにも観察してもらいました。これはモリアオガエルです。カエルたちはしばらく観察されたのちに、無事に元の池に放されました。
カエルではなく、コオイムシを捕まえてきた子がいました。オスの背中には沢山の卵が産みつけられていました。
カジカガエルが見つかり、皆さんに観察してもらいました。フィフィフィフィーという感じの鳴き声です。
この日は、メスのカジカガエルも見られました。観察されるのは珍しいとのことです。
モリアオガエルは木の上に上ることができるので、手足の吸着する力はかなり強いです。
手の甲に足が引っ付くと、なかなかはがし難いほどです。これは、その体験をしているところです。
いつの間にか終了時刻になりました。再び、階段に腰をかけて頂き、本日のまとめをしました。
モリアオガエル、シュレーゲルアオガエル、カジカガエル、ツチガエル、ヤマアカガエル、アカハライモリを観察することができました。さらにトウキョウダルマガエル、ニホンアマガエルの鳴き声を確認できました。番外ですが、コオイムシも観察できました。今回は、ご参加いただいたお子さん達がたくさんの動物を探してくれて、大変ありがたかったです。
参加者の皆様には、最後までお付き合いいただき、有難うございました。 (自然課 浅羽記)
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