皆さまこんにちは!
今年の冬は寒い日が続きましたが、ようやく暖かくなってきましたね。
さて、3月18日の県博デーで、
キッズツアー「家紋-KAMON-カモン!」を行いました。
今回は、家紋についてのお話しです。
家紋は、現在25.000種類以上もあると言われていますが、それぞれ意味や由来があるそうです。
キッズツアーでは、博物館の色々な場所をめぐって、家紋に関係するものを探しに行きました!
まずは展示室2の動物コーナーです。
家紋の文様には、鹿の角や、鳥の羽、動物の体など、動物からつくられたものがたくさんあります。
実際に家紋を見ながら、何の動物からできた家紋か当ててもらいました。
皆さま、たくさん見つけてくれました!
続いては、展示室2のテーマ展「藤原秀郷と那須与一」コーナーです。
戦いの場において、家紋はどのようにして広まっていったのかをお話ししました。
また、家紋の中には身近な道具からつくられた文様もあります。
最後は、展示室1の歴史コーナーです。
実際に、家紋の入った展示品を探しに行きました!
まずは、こちらです。
こちらのきらびやかな箱は「挟箱」といって、衣服などを入れた箱に棒を添えて、従者に担がせたものです。
箱のどこに家紋があるか、見つけてもらいました!
箱には「三つ葉紋」があることから、徳川一門の所用と思われます。
「フタバアオイ」という植物からつくられた文様です。
続いてこちらは、「半裃」です。
武士が平常時に城中に出仕する際に着用したもので、「六星紋」が入っています。
この時代の頃には、家紋は次第に対称的なものになり、紋を丸で囲む風習もでてきたようです。
最後はこちら、「盃」です。
二つの家紋がありますが、どちらも喜連川家の家紋です。
左側は「二引き両」、右側は「五七桐」といって桐からつくられた家紋です。
こちらでは主に桐についてのお話しをしました。
桐の文様は、実は古くから今に渡って使われ続けています。
例えば、500円硬貨です。表側に桐が刻まれています。
現在では、家紋を目にする機会は少なくなっていると思いますが、
今回のキッズツアーをきっかけに、少しでも家紋に興味を持っていただけたら嬉しいです。
自分の家紋を調べてみると、代々受け継がれてきた家紋に込められた思いや意味を知ることができるのではないかと思います。
とっても元気に参加してくださったみなさま、ありがとうございました!
次回のキッズツアーは、
4月15日(日曜日)、「むかしむかしの暮らしばなし」です。
むかしむかしの大むかし。
人々は、どんなくらしをおくってきたのかな?
博物館で大昔のくらしを、のぞいてみよう!
皆さまのご来館をお待ちしております^^♪
(解説員 齋川)
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