こんにちは!
H30年3月3日(土曜日)に「博物館でやってみよう」を行いました。
今回の内容は、「しあわせ 貝合わせ」です。
貝合わせというのは、平安時代以降から伝わる高貴な特に女性の遊びです。
遊び方には様々ありますが、今回は、
①伏せた貝の外側を見て、合う貝を探すゲーム と、
②実際に貝の内側に絵を描いてもらう体験を行いました。
そして当日はひなまつり。
ひな壇にも貝合わせの貝を入れた貝桶の飾りがあるものもあります。見たことはありますか?
貝合わせで使う蛤のような二枚貝の「貝」とその入れ物「貝桶」は女性の嫁入り道具の一つでもあったんだそうです。
なぜかというと、、、
蛤は元々の組み合わせ以外の貝殻とはぴったりかみ合いません。
このことから、蛤は夫婦円満の象徴とされ、貝桶は公家や大名家の婚礼の調度品の一つとなりました。
こちらは江戸時代に実際に使われていた当館収蔵品の貝。
左右それぞれがペアで似た絵柄がついています。
そしてこちらの写真が「鉄線唐草九曜紋散貝桶(てつせんからくさくようもんさんかいおけ)」という貝桶です。
まず最初に、十二単を眺めながら、ひなまつりや貝合わせのお話しを聞いていただきました。
そして実際に貝合わせゲームと絵付け体験。
ゲーム中。
どの組も白熱しておりました。何回も何回も繰り返し対決していました。
絵付け体験中。
皆さん熱心に独自の個性溢れる貝がたくさん出来ていました。
楽しくできたようでなによりです。
今回は3歳位~中学生、と多くの方にご参加いただき盛況で行うことができました。
ご参加いただいた皆様、ご家族の皆様、本当にありがとうございました。
担当解説員 有路・半田
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