皆さまこんにちは!
夏も終わりに近づき、だんだん秋らしくなってきましたね。
8月20日に、キッズツアー「きらきら☆結晶のおはなし」を行いました。
キッズツアーはいつものミュージアムツアー(定時解説)とは一味違う、お子様向けの解説です。テーマも毎回変わります。
今回もたくさんの方が来てくださいました。参加してくださった皆さま、ありがとうございます!
その様子を、少しだけお伝えします。
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きれいな宝石は、どこでできるか知っていますか?
答えは、土の中!
土の中でいろいろな成分が集まって、結晶をつくります。
その結晶の一部が、私たちの知っている宝石。鉱物とも呼ばれるものです。
さて、宝石は土の中でどんな形をしているのでしょう。
例えば、ダイヤモンド。
私たちが良く知っている形は、きれいに見えるように人の手でカットされたものです。
土の中では、もう少し違った形をしています。
次に、蛍石。博物館ではこんな形のものを展示しています。
人が作ったような形をしていますが、自然にできた形です。不思議ですよね。
これは、小さい結晶がこんな形をしているからなんです。
小さい結晶がたくさんくっついて、大きな塊になります。すると、もともとの結晶に近い形になっていきます。
実際に見てもらいながら、触ってもらいながら、お話をしました。
聞いただけではなかなか実感がわかないでしょうか?
鉱物を割ってみましょう。
まずは、方解石。
きれいな平行四辺形も、自然にできた形です。
これを、割ってみると...
かけらも平行四辺形。
こんなふうに、平行四辺形の形の小さな結晶が集まって、大きな結晶になっていることが分かります。
続いて、雲母です。
ベビーパウダーや、車の塗料にも使われています。
雲母の結晶は平べったい形をしているので、指でも薄くはがすことができます。
最後は、自由に結晶を見てもらいました。
紹介したもののほかにも、まだまだいろいろな結晶があります。
博物館にも展示してありますので、ぜひ見に来てくださいね。
栃木県立博物館では、9月16日から10月29日まで、開館三十五周年記念特別企画展「中世宇都宮氏―頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族―」を開催します。
大規模な展示ですので、その間は自然系常設展をご覧いただけません。
今回お話しした鉱物コーナーも閉鎖されてしまいますので、ご注意くださいね!
次回のキッズツアーは11月です。
テーマは「秋の森トコトコツアー」!
担当は、荒川解説員です。
荒川解説員と一緒に、秋を感じよう♪
キッズツアーは事前予約不要です。皆さまのご参加をお待ちしております!
(解説員・半田)
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