観察会「春の磯をのぞいてみよう」を行いました。

5月13日に茨城県ひたちなか市平磯海岸にて観察会「春の磯をのぞいてみよう」を行いました。

当日はあいにくの雨でしたが、年に1回の海での観察会ということで、皆で合羽を着こんで実施しました。

観察するときの注意点や、生きものを見つけやすいポイントを聞いて、観察開始!

皆さん網とバケツを持って熱心に探してくださり、たくさんの生きものが見つかりました。

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見つけた生きものを、貝、カニ、エビ、ヒトデ、ウニ、ナマコ、・・・、というように分けていくと、バケツとトレーがいっぱいに。

いっぱい採れたカニは、ほとんどがヒライソガニでした。同じヒライソガニでも甲羅の模様は様々。

1匹だけ採れたトガリオウギガニは、10年以上毎年開催しているこの観察会で初記録になりました。(その場では同定できず、博物館に帰ってから調べてわかりました)

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海では、多様な生きものが見られるので、生きものの進化を現物を見ながら理解することができます。

担当学芸員は、もっといろいろ話したいことがあったのにと、帰りの車内で悔しさをにじませていました。

来年は、晴れますように。

(自然課 三瓶)