さる4月29日、栃木県立博物館と宇都宮市との共催行事である、うつのみや いきものつながり講座「植物から生物多様性を学ぼう」が宇都宮市東図書館にて開催されました。
初めに、"生物多様性"とは何か、サクラを例にして分かりやすい説明がありました。
一口にサクラといっても、ソメイヨシノやヤマザクラなど多くの種類が含まれています。
それでは、栃木県には何種類のサクラが分布しているのでしょう?
答えは11種類。最も多い東京都では14種類なので、比較的種の多様性が高いことがわかります。私たちが、様々な形や色のサクラの花を愛で、桜餅(オオシマザクラの葉が利用されています)を食べることができるのも、多様性があるお陰ですね。
とはいえ、普段の生活を通して多様性について考えるのは難しいものです。そこで今回は、身のまわりの生き物を知るために、様々な野草を標本として記録に残す方法を皆で学びました。
押し葉標本を作ると、自然と植物の細部まで観察するので、記録だけでなく記憶にも残ります。
皆さんも、身近な生き物を調べて記録を残すことで、生物多様性に触れてみてはいかがでしょう?
(自然課:山本)
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