皆さま、こんにちは。先日の1月21日に体験学習「ちょっと昔の暮らし体験」を行いました。
寒い中、お集まりくださいましてありがとうございました。
少しですが、体験の様子を紹介していきたいと思います。
まずは、テーマ展「おじいさんやおばあさんの子どもの頃の暮らし」のコーナーで昔の道具の解説を
聞いていただきました。
ここでは衣・食・住に係る日常生活用具が紹介されています。
おじいさんやおばあさんが子どもの頃は、電気やガス、水道のない時代でした。
着物や食事など、自分で作れるものはすべて自分で作っていたのですね。
展示室での解説が終わったら、講堂へ移動していよいよ道具の体験です。
最初に「てんびん棒」と「水桶」の体験をしました。
水道がない時代でしたので、毎日使う水を井戸や近くの川から汲んで使っていました。
皆さん、てんびん棒を頑張って担いでいましたね。
次は「洗濯」の体験です。
洗濯に使う道具は「洗濯板」と「たらい」です。
1枚1枚手洗いしていたので、洗濯は大変な仕事でした。
続いて「火おこし」の体験です。
火は木と木を擦り合わせておこしていました。
博物館にある体験用の火おこし機は実際に火は出ませんが、頑張れば煙が出ます。
今回の体験では皆さんの力で煙が出ましたね!
続いて「鬼おろし」を使って大根をすりおろす体験です。
「鬼おろし」は大根を粗くおろす道具で、栃木県の郷土料理「しもつかれ」を作るときに使います。
大根はまるまる1本あったのですが、全部すりおろせましたね!
続いて「薬研」の体験です。
「薬研」は草や木などをすりつぶして、主に漢方薬を作る道具です。
今回はみかんの皮を乾燥させたものをすりつぶしていただきました。
すりつぶすと、みかんの良い香りがしましたね。
続いて「石うす」の体験です。
「石うす」は米や大豆、麦などをすりつぶして粉にする道具です。
石を2つ重ねて、上の石と下の石の「みぞ」をすりあわせて使います。
今回は大豆を「きなこ」にする体験をしていただきました。
石は重いので回すのが大変でしたね。
大豆のつぶれる音やきなこの香りも感じていただけたでしょうか?
石と石の間はどうなっているか気になりますよね。
上の石を外してみると・・・
中にはたっぷりのきなこがありました!
続いて「機織り」の体験です。
毛糸を使って編んでいきました。
皆さん、上手にできましたね。
最後に昔の遊びの体験で「おはじき」をしました。
おはじきで遊ぶのは初めてだったようですが、大変盛り上がりました!
皆さまのおかげでとても楽しい体験学習ができました。ありがとうございました!
次回の体験学習は2月18日(土曜日)「をかしうつくし雅な遊び~貝合わせをつくろう~」です。
皆さまのご参加お待ちしております。
解説員 細谷、中田