栃木県立博物館では現在、栃木県の魅力を外国の方に発信する事業を行っています。
その一環として、現在、栃木県にお住まいの外国の方に向けて、栃木の"手仕事"を体験してもらうイベントを開催しました。
ご参加いただいた方の国籍は、中国・台湾・カンボジア・フランス・チェコ・エチオピア・ガーナと多様で、とても国際色豊かな雰囲気の中、手仕事体験がはじまりました。
まずは、小砂焼を作ってみました。
今回、国際交流協会からご紹介いただいた4名の通訳士さんと共に、宇都宮短期大学附属高等学校ディベート部の生徒さんに通訳などのお手伝いをいただきました。
せっかくなので、"ろくろ"も体験していただきました。
"ろくろ"が回っているシーンを見ると、なんとなく頭に、映画「ゴースト~ニューヨークの幻」のあの名シーンが思い浮かびますが、残念ながら目の前にいるのは若き日のデミ・ムーアではなく、屈強な男性2名です。
次は、藍染め体験を行いました。
水に浸した布を、藍染めの液に入れて染めます。
同じ作業をしたのに、人によって模様が違うのが不思議...。
参加者も、できた作品を手にして、とても嬉しそうな様子でした。
小砂焼にしても藍染めにしても、栃木県のお土産屋さんでは良く見かけるものですが、自分で作った作品は格別だと思います。ご参加いただいた皆さんには、ぜひ、それぞれの故郷に帰った後も、栃木県の思い出の1つとして、伝えていただければと思います。
また、今回お手伝いいただいた高校生のみなさんには、これをきっかけに、栃木の魅力を外国に伝えられる人材として、どんどん活躍してもらいたいと思います。
今回のような年代・国籍・文化を越えた交流は、博物館としてもあまり経験がないことだったので、貴重な体験でした。
また、このような機会があれば、より多くの方のご参加をお待ちしております。
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