皆さま、こんにちは。
12月11日(日曜日)に、体験学習「わかぴったん ~百人一首に挑戦~」を行いました。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
当日の様子を、少しご紹介いたします。
体験学習「わかぴったん」は、宇都宮と深い関係のある百人一首に、気軽に楽しく親しんでもらう体験として、小学生と保護者を対象に行ってきました。
今回は、宇都宮短期大学および付属高等学校・中学校の、ご協力をいただきまして、小さなお子さんから、ご高齢の方まで、幅広い年代の方に楽しんでいただけますように、スペシャルバージョンで行いました。
はじめに、宇都宮短期大学音楽科邦楽専攻の皆さんによる、箏の演奏をお聴きいただきました。
百人一首は、奈良時代から鎌倉時代まで、およそ600年もの期間の和歌を集めたものですが、なかでも一番長いのは平安時代。
楽器の演奏は、平安時代の女性にとって、大切な教養の一つでした。
美しい箏の音色に、雅な世界へ誘われます。
次に、百人一首について、成立の背景を中心に、お話ししました。
鎌倉時代、宇都宮を治めていた武士の、宇都宮頼綱(蓮生法師)が、親戚関係にあった、歌人の藤原定家に、「山荘の襖に飾るための、和歌を選んで、色紙に書いてほしい」と頼んだことが、百人一首誕生につながりました。
宇都宮頼綱は、宇都宮をしっかり治めた武士であり、出家してからは優秀なお坊さんであり、和歌を詠むのが上手な高い教養を持った人物だったのです。(ちょっとホメすぎ?)
頼綱がいなかったら、百人一首は無かったかもしれないなんて、びっくりですよね。
続いて、宇都宮短期大学付属高等学校・中学校の百人一首部の皆さんによる、競技かるたの実演です。
読み手の方の、澄んだ声が響きます。
和歌は、声に出して聞くと、言葉の美しさが、深く感じられますね。
そして、迫力ある競技かるた!!
「ちはやふる」の世界を目の前にして、気迫に圧倒されそうです。
生徒の皆さんに指導していただきながら、かるた取り体験も行いました。
丁寧に、優しく教えてもらったので、小さなお子さんたちも楽しむことができました。
時間が経つのも忘れて、かるたに夢中になりましたね。
最後に、再び宇都宮短期大学の皆さんにご登場いただき、箏の演奏体験をしました。
指に爪をつけて、絃を弾きます。
初めて箏に触れた人ばかりでしたが、「さくらさくら」を上手に演奏されていました。
アンコールの演奏を聴いて、本日の「わかぴったん」は、終了です。
次回の体験学習は、来年1月21日(土曜日)に行います、「ちょっと昔の暮らし体験」です。
テーマ展「おじいさんとおばあさんの子どものころの暮らし」のお話しを聞いて、道具を使って実際に石臼を挽いて粉にしたり、薬研で擂り潰したりします。
体験学習は、予約が必要です。
皆さまのご参加を、お待ちしております!
教育広報課 木村・落合
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