10月8日(土曜日)に、観察会「秋の雑木林で"ひっつき虫"をさがそう」を行いました。
まずは、大田原市ふれあいの丘自然観察館にて、周辺で見られる草木を写真で紹介しました。
さっそく、観察しに外へ!ですが、あいにくの雨で、傘を差しながらの観察会です。
ルーペで一生懸命のぞいているのは...
アメリカセンダングサとコセンダングサの種子です。
種子から伸びる刺の数が、アメリカセンダングサには2本、コセンダングサには2~3本と違います。
その刺をよーく見ると、さらに細かい刺がたくさんついています。
この細かい刺が引っかかって、簡単に抜けないんだなあと、参加者も感心していました。
近くの休耕田では、"田んぼの雑草"が見られました。
本来の花の時期には遅いですが、よく目を凝らすとまだ咲いている花が何種も見られました。
写真はアゼトウガラシの花です。
自然観察館の裏手にあるシダ園では、栃木県シダの会会長の田代俊夫先生が解説してくださいました。
キジノオシダなど特徴的な形のシダを、参加者の方はまじまじと観察されていました。
雨の中の観察会でしたが、たくさんの植物を見て、発見することができました。
現在、大田原市自然観察館では、栃木県立博物館地域移動博物館を開催しています。
「知ってる?ふるさとの植物~雑木林と水田まわりの植物~」
開催期間:平成28年9月10日(土曜日)~12月4日(日曜日)
展示では、身近なものから最近見られなくなってしまっているものまで、写真と標本でご紹介しています。
この展示を見れば、いつも見逃していた足元の植物にも、きっと目がいってしまうはずです。
大田原産のビャッコイとナガレコウホネの非常に貴重な標本も展示しています。必見ですよ!
こちらもぜひ、お越しくださいね。
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