7月30日19時から、栃木県立博物館隣の中央公園にて、セミの羽化の観察会を行いました。
まず、今回の観察会でどんなセミが見られるのか、説明を聞きました。
説明が終わったら、さっそく外に出て観察開始です!
羽化するために地表に出てきたセミの幼虫を踏まないように、足元に注意しながら木の根元や枝先に幼虫がいないか探します。
あ!アブラゼミの幼虫!
幼虫は、脚を固定するのに適した場所にたどり着くと、じっとして動かなくなります。
じきに背中が割れて、羽化が始まります。
20時頃になると、羽化を始める幼虫がちらほらと出てきました。
アブラゼミの幼虫が翅を伸ばしきると、抜け殻にぶら下がって体が固まるのを待ちます。
時間が経つにつれ、徐々に色づいてきます。
やがて体が固まると、飛べるようになります。
アブラゼミのほかにも、
羽化直後の緑色が美しいミンミンゼミや
樹皮のような、まだら模様の翅をもつニイニイゼミなど、3種類のセミが見られました!
今年は梅雨明けが遅く、不安はありましたが、無事にセミの羽化を観察できました。
今回見られた3種類のセミのほかに、中央公園ではヒグラシやツクツクボウシも生息しています。博物館、中央公園にお越しの際は、セミたちの鳴き声に耳を澄ませてみてください。
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(自然課:小田桐)
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