7月30日(土)13:30より、カチカチ発電機を作ろう~鉱物をヒントに生まれた発明~、を行いました。
夏休み中の土曜日で、炎天下にもかかわらず、ご家族連れを中心に多くの皆様が参加されました。
まず、博物館岡本講師より、電気について、様々な発電、火山、鉱物、など、今日の工作に関連する基礎的な内容の説明がありました。
講師から発問されると、お子さん方からは活発な発言が飛び出しました。
次に、塩化ビニール製パイプ、圧電素子、発光ダイオード、ビー玉、などの材料を用いての工作が始まりました。
ご家庭から、ラジオペンチ、ハサミなどの道具を持参していただき、小さいお子さん方がご一緒のところでは、お父さんやお母さん方が、かなりお手伝いをして下さいました。
自分で全部やりたいお子さん達は、難しいところも頑張って自力で作業を行いました。配線など多少難しいところもあります。
配線が終わり、ビー玉を入れて仮止めをした塩ビパイプを上下に振ると、あちこちでカチカチという音がしきりにするようになりました。
ビー玉を振ると、圧電素子にあたり瞬間的にダイオードが光ります。
「光った!」という嬉しそうな声が聞かれるようになりました。
カチカチ、カチカチ、まさにカチカチ発電機です。「え~、僕のは光らないよー。」と残念そうな声もあります。
お母さんやお父さんの出番で、配線をやり直したり、接触不良を直したりしてくれます。ちゃんと光ると嬉しそうな声が上がります。
時間を過ぎても、熱心に取り組むお子さんや親御さんたちの姿が見られました。鋭い質問も飛び出します。
家庭に帰ったら、こうしたらよいですという講師の説明を熱心に聞いています。
今回は、物理的エネルギーが電気エネルギーに変換されるという興味深い物理現象を、身近に体験できる講座でした。
これをきっかけに、エネルギー問題にもお子さん達の興味や関心が広がると良いと思います。
(自然課 浅羽 宏)
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