キッズ・ツアー「くふう発見!むかしさがし」を行いました。
みなさまこんにちは!
2月21日(日曜日)の県博デーに、とちぎけんぱくキッズ・ツアーを行いました。
とちぎけんぱくキッズ・ツアーは普段の定時解説とは違った、
お子様向けの解説です。
たくさんのご来館、キッズ・ツアーへのご参加ありがとうございます。
今回のキッズ・ツアーは昔の道具についてお話しです。
電気も水道もなかったころの昔の道具。
電気を使う今の道具と比べて不便なだけなのかな?
昔の道具には昔の人のたくさんのくふうや知恵がたくさん詰まった便利な道具があります!
キッズ・ツアーでお話しした内容の一部をご紹介いたします。
まずは天秤棒(てんびんぼう)という道具です。
こちら参加してくださったみなさんに持っていただきました。
水道がなかったころは井戸という場所から家まで水を運んでくる必要がありました。
木でできた大きなバケツ、水桶(みずおけ)はたくさんの水が入りますが運ぶのがとても大変そうです。しかし縄の部分に天秤棒(てんびんぼう)を通すことで両肩で1人2つの水桶(みずおけ)を持つことができます。
次にご飯を炊く道具、釜(かま)についてです。
こちらはご存知の方がたくさんいらっしゃいました。
横にあるひっかかり、羽(はね)とよばれるもの。この羽の位置が釜のやや真ん中にあることでその上の空間に蒸気がこもり、ご飯をふっくら炊き上がるのだそうです。
あと洗濯板(せんたくいた)のおはなし。
みなさんは洗濯をするときはまとめて洗濯機で洗うかと思います。
ですが洗濯板は一枚一枚手で洗わないといけません。それって不便に思いますよね。
なんで不便に感じるのかな?
今は洗濯機を使った洗濯が当たり前になっているからですよね。
実は洗濯板ができる前は手でもみ洗いが普通でした。凹凸にこすり付けて汚れを落とすことができる洗濯板の登場で洗濯がずいぶん楽になりました。
昔の暮らしを想像しながら道具のことを知ると道具のくふうがたくさん見えてきて面白いです。 テーマ展「おじいさんとおばあさんの子どもの頃の暮らし」にはたくさんの昔の道具が展示してあります。是非みなさんで"くふう"を探してみてください!(3月31日木曜日まで行う予定です。)
"キッズ・ツアー"は、毎月第3日曜日の14時から実施しています。
次回は3月20日(日曜日)「はるがきた!~いきものたちのはるじたく~」を行います。
また、第3日曜日は県博デー(博物館の日)として、キッズ・ツアーの他にも
たくさんのイベントを開催しています。
みなさまのご来館を、お待ちしております。
(教育広報課 解説員 荒川)
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