「名前に"日光"がつく動植物」展レポート(その1)

10月3日より始まった「名前に"日光"がつく動植物」展ですが、もう、ご覧になりましたか?

来年の1月24日まで開催していますので、まだの方はぜひご覧ください。

さて、今回から展示担当が「ぜひ知ってもらいたい!」という生き物(AKB的には「推しメン」)を紹介していきます。

最初は無脊椎担当の新川より、「ニッコウオニダニ」のご紹介です。

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ニッコウオニダニ

体は褐色で平べったく、北海道やヒマラヤ、カナダ等の世界各地に分布しています。

ダニというと、悪いイメージしかないかもしれません。

気持ち悪い!アレルギーを引き起こす!ヒトを刺す!時には死に至る!等々、嫌われ者のイメージ。

しかし、ヒトを刺すのはマダニの仲間の数種類の話。そのマダニにウイルスがいると、病気になることもありますが、死亡例は西日本。

栃木での報告はありません。

ニッコウオニダニを始めとするササラダニの仲間は、落ち葉や菌類などを食べて細かくしてくれています。

そして、土を作ってくれています。

土がなければ、あのきれいな花も咲きません。

花が咲かなければあのステキな昆虫も寄ってきません。

野菜も作ることができません。

今日も野菜を食べながら、ダニに感謝!

以上、新川でした。