10月18日(日曜日)の県博デーに、とちぎけんぱくキッズ・ツアーを行いました。
とちぎけんぱくキッズ・ツアーは普段の定時解説とは違った、
お子様向けの解説です。
たくさんのご来館、キッズ・ツアーへのご参加ありがとうございます。
まずは、集まっていただいた皆様に「古墳バッチ」を付けてもらいました。
最初にクイズです。「古墳とは何でしょう?」
正解はお墓です。古墳は土を盛って造られたお墓なんですね。
この写真は大阪にある「仁徳天皇陵古墳」です。なんと大きさは世界一、ピラミッドよりも大きいんです。
形は鍵穴のように見えますね。この形は「前方後円墳」といいます。
全国各地に古墳はたくさんありますが、今回は栃木県にある古墳をいくつか紹介していきました。
これは宇都宮市にある「塚山古墳」の円筒埴輪です。鹿の絵が描かれていますね。
これは壬生町にある「富士山古墳」の家形埴輪です。みんなの背よりも大きいですね。
色は茶色っぽい色に見えますが、実は屋根には色が付けられています。三角の規則的な模様のところが赤と黒に塗られていました。
よく観察してみるとなんとなくわかりますね。
続いて、下野市にある「甲塚古墳」です。
24体の形象埴輪が一列に並んでいます。すごいですね。
「わー、この埴輪、顔がおもしろい!」
「この刀は剣にも見えるよ!」
子どもたちの歓声があがりました。
女性が機織りをしている珍しい埴輪も見つかっています。全国で初めての出土です。
馬の埴輪もあります。
この4体ある馬の埴輪にも色が付けられていました。胴体部分は白色だったので白馬だったんですね。
近くで見ると部分的に白色が残っているのがわかります。
それにしても見事な列ですね!
この古墳の被葬者はどんな人物だったのでしょうか。埴輪の前で想像を巡らせました。
今回紹介した古墳の他にも栃木県には古墳がたくさんあります。
皆様もお休みの日に実際の古墳を見に行かれてみてはどうでしょうか?新たな発見があるかもしれませんよ。
次回のキッズ・ツアーは11月15日(日曜日)県博デーに14時から行われます。
タイトルは「きょうりゅうlesson~お口の形編~」、皆様のご参加をお待ちしております♪
教育広報課 細谷
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