2月1日(日曜日)に“とちぎけんぱくキッズ・ツアー”を行いました。
キッズ・ツアーは、通常の定時解説とは一味違う、お子様向けの解説です。
これは博物館の踊り場から見える風景。
池に浮かんでいるのは中央公園に一年を通して住んでいる
カルガモたちです。
池に張った氷の上をセキレイ達が歩いていることもあります。
今回は私たちの身近で見られる「冬の鳥・春の鳥」についてのお話です。
最初に紙芝居を読みました。
初めての春を迎える「ウグイスのホー」のお話。
ウグイスと言えば「ホーホケキョ」という美しいさえずりが有名ですが、
普段は「チェッ チェッ」と鳴きます。
この鳴き方は「さえずり」に対して「地鳴き」と呼ばれます。
ウグイスの姿、みなさんは知っていますか・・・?
右側の緑色の鳥が紙芝居のウグイスに似ているようですが、
実はこれはウグイスではありません。
左側の地味な色の鳥が本当のウグイス。
右側は、目を囲む白いラインが特徴のメジロです。
「目白押し」という言葉もあるように、メジロはよく数匹で集まっています。
紙芝居のホーと同じように、ウグイスは一匹でいることが多いです。
ウグイスもメジロも、そしてスズメも花の蜜が大好き。
特にスズメはサクラの花をちぎって食べてしまうことが知られています。
みんなで見ているのは、スズメがちぎったサクラの押し花。
サクラの木の下に形を残したまま落ちている花は、スズメの食事のあとです。
その他、冬に見られるジョウビタキやツグミのお話をしました。
私たちの身近には、たくさんの鳥が住んでいます。
冬だけ見られる鳥、春だけ見られる鳥もいます。
一年中見られる鳥でも、冬しか見られない姿、春だけ見られる行動もあります。
(寒い日に見られる「ふくらすずめ」。
防寒対策をしたスズメは、とってもかわいいです!冬の季語にもなっています。)
キッズ・ツアーの片づけをしていると、
ご参加いただいたご家族がカルガモを見ている姿が目に入り、
担当者は非常に嬉しかったです。
今回のお話が身近な鳥を見るきっかけになれば、幸いです。
さて、ウグイスは「春告鳥」の別名をもつ、春の鳥。
そして次回は春の花のお話、「桜 vs 梅」です。
お楽しみに♪
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“キッズ・ツアー”は、毎月第1・第3日曜日の14時から実施しています。
また、第3日曜日は県博デー(博物館の日)として、キッズ・ツアーの他にも
たくさんのイベントを開催しています。
みなさまのご来館をお待ちしております。
(普及資料課・木村)
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