1月18日(土曜日)に開催した体験学習の様子をご紹介します。
私たちヒトはさまざまな道具を用いて、環境に順応し生活しています。
一方、ヒト以外の多くの生物は、自分の身体を環境に適応させています。
例えば、寒い冬を生き抜くため、ほとんどの哺乳類が体の表面を毛と皮で覆い、
体温を保っています。
今回は栃木で見られる哺乳類や鳥類の毛皮と剥製を見て、触って、
みんなで毛皮のことを考えてみましょう。
初めに、クイズを交えた解説です。
フクロウとオオタカはどちらもハトよりも大きな鳥ですが、
片方は飛ぶときの羽音がとても静かです。
静かなのはどちらでしょう。
静かな飛行は、羽に秘密があります。
フクロウとオオタカの剥製をさわりくらべて
考えてもらいました。
このクイズは皆さん、大正解。
続いて比べたのは、ムササビとテン。
片方はよく他の動物につかまってしまいます。
つかまったときに何とか逃げるため、
ある秘密があります。
この推理は難しいです。
大人も子供もじっくり考えました。
(2013年5月2日の記事にヒントがありますよ!)
次に、箱に入れた5種類の毛皮を比べて、
その動物の名前を当てるクイズを用意しました。
・・・これは黒くてかたい毛、
さっきのは黄色っぽくて、しっぽがフサフサ・・・
さて、動物の名前、いくつわかったかな?
箱に入っていた毛皮を1つずつ広げて、答え合わせ!
つめや耳の形など、動物園でもなかなか近くでは見ることのできないところまでじっくり観察。
最後に、カモシカやオオルリなどのぬりえをして、参加記念カードを作りました。
みんな、とっても上手にできたね!
ご参加頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
体験学習では、解説や工作等を通して、
お子様と一緒に博物館を楽しんで頂くことのできる内容をご用意しています。
予約が必要になることもありますので、詳しくは博物館にお問い合わせください。
次回は2月15日(土曜日)の「昔の暮らし体験」(要・電話予約)です。
昔の道具を実際に触って頂けます。お楽しみに☆
普及資料課 木村・五十川
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