11月16日(土曜日)に、講座「火山灰は宝石箱」が行われました。
火山灰、といえば、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。
おそらく、写真のような灰色をした細かい灰のようなものを思い浮かべるかと思います。その他にも、実は、園芸用品として売られている 鹿沼土 も火山灰の一種です。
さてこのような火山灰が、宝石? とお思いの方も多いでしょう。もちろんこのままでは、ただの火山灰です。
ですが、火山灰を洗ってみると…
(顕微鏡で観察した図)
このようにきれいな粒がたくさん入っています。
この粒は鉱物というもので、マグマが冷えて固まってできたものです。ある程度の大きさに成長した鉱物のうち、珍しく、きれいで、固いものが「宝石」として扱われます。
今回の講座「火山灰は宝石箱」では、火山と火山灰についての講義、火山灰を洗って出てくる鉱物の観察、宝石と 宝石の原石の観察 を行いました。
講義では火山や火山灰についての分かりやすい解説の他、コーラを使った火山噴火の実験を行いました。
その後火山灰を洗って出てきた鉱物の観察や、本物の宝石と宝石の原石の観察をしました。
普段間近で見る機会の少ない宝石や原石を、皆さん興味津々で見ていました。
今回の講座「火山灰は宝石箱」は、例年この時期に開催される予定の他、6月の上旬に行われる無料入館日のイベントでも、火山灰からの鉱物の洗い出しと観察を行っています。興味のある方はぜひご参加ください。
(自然課:小暮)
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